MAJESTA RHAPSODY

October
11
2008

 以前インテルのCPUでは、「PENTIUM M」が非常に良いということで、WiNDyでは本腰を入れて様々なモデル(CUBE)を発表してきました。発熱量は非常に小さく、消費電力も他のPENTIUMやCELERONと比較すると、相当に少ない。当時としては快適この上ないCPUだったと思いますが、残念ながらあまりブレイクしませんでした。ノートパソコンの一部に搭載されただけで、デスクトップはほとんどなかった。そんな状況の中でも、「良いものは良い」ということで、一生懸命に宣伝したけれど、結局上手くいかなかったかもしれない。CELERONの方が安いから仕方ないか?でも、熱でハングするノートが続出したのもあの頃だった(苦笑)。

 

 しかし、PENTIUM MマシンとしてCUBEを開発しているプロセスで僕としては記念すべきデザインを生み出すことができた。そう、あのPANDORA RHAPSODYです。はっきり言って、あのデザインは僕の生涯で最高の作品だと思っているし、実際に各方面からの評価はすこぶる高かった。このPANDORA RHAPSODYは、キューブケースとしてもそこそこ普及したけれど、コンプリートPCとしても、1000台以上は販売されています。我が家ではいまだに4台のPANDORA RHAPSODYが現役で活躍中です。

 状況がよければ、つまりマザーボードメーカーやその他のパーツメーカーがPENTIUM Mプラットフォームをフォローしてくれる環境が整っていれば・・・そしてインテル自体も性能が良いという方向で真剣にマーケティングしてくれれば、恐らく大ヒットしたであろうPANDORA RHAPSODYは、ある意味、悲運な星の下に生まれたモデルだったのかもしれません。が、しかし、あのデザインコンセプトは、自作業界の水準を越えたものだったと思っていますし、機会があればニューモデルで再度チャレンジしたいと思っていました。そして、昨年からの提言の通り、MINI-ITXが世界的なトレンドとしてCUBEやスリムタワー等スモールPCのメインストリームになった今、チャレンジします。

 撮影の最中に割り込んで僕の携帯で撮った写真なので、変なものがたくさん写り込んでしまいましたが・・・・。向かって左側のパネルはアクリル10mmで裏面にブラックアルマイトプレートがあり、実物はほとんどブラックに見えます。しかし、アクリル表面の反射効果で、非常に奥の深いクリスタル感覚で、また見る角度によっても実に様々な表情をしてくれます。

 右側は、(ちょっとウエブ画像は失敗していますが)裏面にミラーシートを貼ったミラーアクリル5mmです。こうすることで、当然のことながら周囲に風景が写りこむわけです。つまり、このRHAPSODYというデザインコンセプトは、「いつも違った表情をする」デザインであると言うわけです。設置場所によっても、角度によっても、また朝の表情と夜の表情も、すべて別物のように映る。

 

 今回は、デザイン的に非常に厳しい5インチドライブの処理、そして3.5インチオープンベイの処理も大きなテーマでした。特に5インチドライブのベゼルはベタっとした感じで、ドテンとフロントに居座る。これを何とか、変化をつける方法は無いかという模索が、アクリルの5mmの段差となって現れています。さらに、どうしてもカードリーダーのメディア挿入口がデザインと融合しなくて採った最終手段は、向かって右側の側面カバー部への取り付けでした。使用頻度等を考慮しても問題ないとの判断です。

 

 それにしてもあまり芳しくない写真です。ミラー製品は写真の撮り様がなくて・・・・毎回ウエブチームは苦労の連続ですね(苦笑)。

 

 

 


MAJESTA RHAPSODY

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |