HDDとSSD

October
11
2008

 遂に来たという感じのSSD時代!今年の春先辺りまでは、いろいろ問題アリなんて指摘の多かったSSDだけど・・・。たとえばフラッシュメモリなので書き込み耐性に限界があるのは事実だけど、いまだ書き込み出来なくなったという話は、少なくとも僕は聞いたことない。セルごとの耐性が1万回もあるなら、1年や2年でオーバーフローすることは、恐らく(計算上だけど)あり得ないんじゃないかということらしい。ならば、このアクセスの速さはもう完全に「買い」になる。別にSSDメーカーの宣伝ってわけじゃないけど、実際に試すと「何これ!」というくらいOSの起動は早い。XPあたりから起動に関しては、MSもイメージ戦略やっちゃって、まずインターフェースの起動を順序を先に持ってきたりしてるから、しっかりと確認しないといけない!なんて思ってたら、全然、比較するのがばかばかしいくらいに速い!こうなれば、SSDを使わない手はないと思いますがねぇ・・・・問題は価格!?でも価格なんてすぐに安くなるのが最新テクノロジーだからね。事実、いま、凄く安くなってきてる。容量の問題もあるけれど、RAIDを組んじゃえば十分補えると思うしね。マジでこれは、自作業界復活の起爆剤になる可能性が「大」だと思う。

 

 僕はケース屋なので、それもここ数年間はHDDの発熱問題に徹底的に拘ってきたので、SSDの登場は大歓迎だな。HDDの今後は、ますますプラッタが高密度化する→シークタイムを改善する、という方向で対抗してくるだろうし、どちらかが一方的に優劣を決するということはあり得ません。HDDのデータ安定性はかなり年季にはいったものだし、技術的には完成の領域にある。但し、発熱量は肥大する一方だからね、注意してケースを選ばないとすぐにダウンすることになりかねない。この点では、SSDの書き込み耐性云々ではなくて、同じレベルだと思います。最近のウエスタンデジタル製のHDDはボディがアルミヒートシンクとなっているでしょう?メーカーも熱の影響をようやく数年かかって公式に認めるようになったと、僕は思ってます。以前は問い合わせても、「影響ない、問題ない」って言われたけれど、「まさか、本気で言ってませんよね?」っていうと、「わかりません・・・」だもの。参るよね。

 

 それと僕らが使う上で、HDDには致命的な欠点があるよね。そう、ランダムに記憶されてしまうと、領域が飛び飛びになっちゃって、これが思ったよりも時間がかかる。シークタイムとか発表されてる数値なんかすっ飛ぶくらい、ノロノロ(苦笑)。それでね、時々義務的に行うデフラグなんか・・・もう驚異的に面倒、その上時間はたっぷりとかかる・・・。1TBはいいけれどね、これじゃ・・・・。この性能はちょっと現代のものとは思えないトラディッショナルな!?性能。その点、SSDはそんな必要はない。それと、肝心なカリカリ音!これも良し悪しでね、動作が聞こえるということが意外に安心感があるんだよね。でも、深夜などは耳障り。人間てわがままなもんだね。

 

 それでも、僕は、SSDを買う。OSやアプリの起動なんてね、パソコンの永遠のネックだったことが、解消されるなんて・・・・夢のようですね。WiNDyは、SSD激賞します。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |