徳島市4523円、全国最多 一般家庭の有料道路料支出 2009/6/7 10:46
一般家庭が2000-08年に支払った高速など有料道路の通行料金について、総務省が都道府県庁所在地(東京は区部)の1世帯当たりの1回支出平均額を調べたところ、徳島市が4523円で全国トップだったことが分かった。最も少ない那覇市は1022円で4倍以上の開きがある。
徳島市に続き支出が多かったのは、松山市の4211円、高松市の3941円、岡山市の3924円など。総務省は「通行料金が高い本州四国連絡橋の影響が大きい」とし、徳島市は「3月から本四高速の料金が大幅に値下げされたため、今後は家計への負担も減るのでは」としている。
支出が少なかったのは那覇市のほか、長崎市の1491円、鹿児島市の1892円などだった。
このほか、年間の平均支出額では、最多が大津市の1万6526円。福岡市の1万6214円、山口市の1万5997円と続く。最少は那覇市の3417円。徳島市は1万3578円で全国14位だった。
同省は「高速道路網がある程度整備され、日常生活でマイカーへの依存度が高い地方の都市で支出が多くなる傾向がみられる」と分析している。
今回の調査は総務省が家計調査のデータを使い、各都市の2人以上の世帯を対象に比較。今後、3月から始まった高速料金値下げの影響分析などに役立てていく。