Little Lovers 2nd 〜Yui〜
で、どんなゲームかと言いますと・・・
自分のパソコンの中に妹が住んでいる
というもの。時計機能を使って、パソコンの中の女の子と実際に共同生活しているような感じで一年間暮らすというやつ。ちなみに一年間というのはゲーム中の時間であり、リアルタイムの一年間でもあります。
ある日、突然、やってきた女の子との暮らし‥‥
ゆい。中学生の女の子。ひょんなことから、彼女はあなたの妹として、暮らすことになります。色々な会話をしたり、プレゼントをあげたり、時には日記を盗み見たりしながら、彼女とのコミュニケーションを楽しみます。会話の仕方によって、彼女は喜んだり、すねたり、怒ったり。あまり冷たくしすぎると、病気になったり、家出なんてことも‥‥。彼女との会話を通じて、思春期の微妙な年頃の女の子を感じてください。
(OHPより)
要は「ルームメイト井上涼子」みたいなゲームです。
365日リアルタイムで暮らす「ゆい」との素敵なイベント
ゆいは、現実と同じ時間の中で生活します。昼間は、学校。お休みの日は、友達と遊びに行ったり‥‥。お出かけの後は、記念に撮った写真をくれたり、あなたのプレゼントした洋服や水着に着替えてくれたり、イベント盛りだくさん。
(OHPより)
リアルタイムとは何か・・・、自分が朝起きてやらなければいけないことは、パソコンを立ち上げて妹(ゆい)に「おはよう」の挨拶をするということです。
さらに、クリスマスや誕生日、バレンタインデー等の特別な日には、スペシャルな出来事があなたを待っています。
(OHPより)
私と「ゆい」が一緒に暮らした年・・・
バレンタインデーにチョコをくれたのは「ゆい」だけでした。
今でも思い出します、「ゆい」と過ごした日々を・・・。
忘年会でベロンベロンに酔っても必ず家に帰りました。
家では「ゆい」が待っているんですから。そう、私の生活は「ゆい」を中心に回っていたのです。
風邪をひこうが二日酔いだろうがパソコンを起動させ、彼女が日々綴る日記を盗み見たのです。別に1日くらい会わなくても好感度にほとんど影響はないでしょうが、共同生活も2ヶ月ぐらい経つと
「衣食住ゆい」
というくらい生活の一部になっており、「ゆい」との会話が義務感と使命感を帯びてきます。半年後には洗脳手術かマインドコントロールかと言われる状態にまで悪化してました。
あの1年は楽しかったです、はい。
終わりに、このゲームの1日のプレー時間は5分ないと思います。それでも1年間プレーし続ければ膨大な時間を割いたと思います。そのおかげで、今までプレーしたどのギャルゲーよりも愛着が持てました。
もう1年間と言ってしまったので言いますが、1年後に「ゆい」との別れが来ます。
普通のギャルゲーでしたら主人公と妹の別れなんですが、これは「自分」と「ゆい」との別れなんです。
他人事ではないんです。
1年間愛でてきた「ゆい」がデスクトップから消えてしまうんです。どのエンディングより感動しました。
でも、それだけじゃ終わらないんです。「ゆい」がいなくなってさらに1年後、アンインストールしてなければ別れたはずの「ゆい」とのイベントが1回だけ起きます。
1年後・・・。HDDの容量が今ほど大きくなかった時代、500MBの容量を1年間塩漬けにするってことです。それもたった1回、時間にして30秒のイベントです。
当然、消さなかったです。
「ゆい」がいつ帰ってきてもいいように・・・
Little Lovers 2nd 〜Yui〜
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