「全国医師ユニオン」結成を報告 勤務医の待遇改善目指し病院勤務医らでつくる「全国医師連盟」が7日、都内で集会を開き、同連盟の医師らが中心となった労働組合「全国医師ユニオン」が結成されたことが報告された。医師だけが参加する全国規模の労組は初めてといい、勤務医の待遇改善などに取り組む。 ユニオンは、病院勤務医8人が参加し5月16日に設立。(1)過労死を引き起こす過剰労働をなくす(2)当直を時間外勤務と認めさせる(3)主治医制を担当医制に変える―ことを当面のスローガンに、各政党や厚生労働省などへの働き掛けをする。11月に定期大会を開く。 長期的には、複数の医師が勤務するすべての医療機関に支部をつくることを目指すという。 ユニオンの代表を務める植山直人医師は集会で「医療費抑制と医師不足に苦しむ状況を改善するには、ゲリラ戦ではなく正規軍としてのユニオンが必要だ。現場の声を反映しながら運動を進めていく」とあいさつした。 【共同通信】 |
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