September
26
2008
小学、中学、高校、大学と学生時代は勉強が本当に好きになれなくて、困りました。受験勉強はしたにはしたけど、苦痛以外の何者でもなかったなぁ。学業の成績もパっとしなかった(苦笑)。それは大人になってからも同じです。仕事に必要な財務やら法律やらの知識を学ぶのは、本当に苦痛でしたし、現場の機械操作なども改まって指導してくれた方も居なかったしね。見様見真似の世界です。
ところが、最初にCPUクーラーを作ったときは、その特性が解らなくて・・・・。元来凝り性な性格だからね、はまった。熱伝導の仕組みとか冷却の原理とか、熱交換式とかね、そういう知識はもちろん、自分なりに実験装置を作って時間も忘れて没頭しちゃう。「結論」を導いて、それを自分の中に理論構築できるまでやる。そうして、毎日向き合っていると、結構自分の中に知識のスタンダードが出来てきて、途中経過を省くことが出来るようになるんです。一応、ここまでくれば満足できる水準ということになるのかな。もちろん、自分一人だと偏るから、出来るだけいろいろな人の意見を参考にしますよ。それで、常に自分の中の結論と照合していくわけです。こういう作業は、本当に面白いと感じ始めたのが30歳半ばですね。勉強といえるのかどうなのか解りませんけど、専門家とほぼ対等に話が出来るレベルにはなろうとしていましたね。
もともと、結婚してから仕事面ではピンチの連続で。専門職の人が急に退職しちゃったとか、新しい分野に出るとか、財務面で非常に厳しかったとか、理由は様々ですが、兎に角何でも自分で緊急に学ばないといけない事態が次々とやってきて。だから読書の習慣がすっかり癖の領域にまで発展してしまいました。雑学ですけど、今でも年間数百冊は読むと思います。最近はホリエモンじゃないけれど、漫画ばっかり読んでますけど(苦笑)。
余談ですが漫画というのはすごい文化になったと・・・。僕が読んでも面白い漫画はもういくらでもある。絵はもちろん劇画タッチのものが好きですけど、ストーリーはもう素晴らしいのひとこと。下手な小説読むよりも情報の入り方が断然スムーズでいいですね。
またまた、この歳で異分野に挑戦!拝啓パスカル様、という感じでこんな分野を学ぼうとは夢にも思いませんでしたがね。ネットのおかげでイージーな資料はいくらでも入手できますので、一通りの知識は簡単に得られます。しかし、そこから専門分野に切り込むとなると、これはもう手ごわいですよね。それはどの分野にも言えることなのでしょうが・・・。でも、こうして学んでみて、いろいろなことが解ってくると、面白くなってくるもの。もうすぐ1年が経過しようとしています。
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |