September
20
2008
銀行間で短期資金の貸借を行う短期金融市場というのがあって、いつもながら金融不安はここが直接のトリガーになる。今回のアメリカもバブル後の拓銀破綻の時も、短期資金をここで調達できなかったことが、金融危機につながったらしい。今回の日本の場合、ここでの旺盛な需要は外資系銀行のもので、実際日本国内での企業融資でも相当の比率になるといわれています。だから日銀はここに入札方式で膨大な資金供給を行っています。昨日まで4日連続で総額11兆もの資金供給を行ったことになり、この様子だと来週以降も続くのだろうと・・・。超短期の資金だと思うので、11兆円全部が出て行くわけではなく、3~6兆円くらいが常時貸し出されるのかな、とも思いますがね。それにしても、そういうものかなと考えさせられちゃいますね。金融機関て困った時には税金で救われ、そしてナショナルバンクが融資してくれる。これも金融資本主義の最終形であるとするなら、このあたりも考えるべきだと思いますけど・・・。自分の境遇とも照らし合わせ、なんか納得できないものが残るんだよなぁ・・・・(苦笑)。
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |