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zakkanの日記

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2004年11月07日 XML このブログを購読する

 7日の日記

ブログこっちにつくりました。
どうぞよろしくです。
http://kanami.tea-nifty.com/zakkan/

ここは放置系・・・

最終更新日  2004年11月07日 14時11分43秒
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2004年08月29日

 おしらせ

私のメインHPはこちらです。
日記とかこっちに書いてます。
まあ気が向いたらどうぞw

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/1758/

最終更新日  2004年08月29日 14時42分00秒
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2004年08月28日

 失恋 by鷺沢萠

失恋がテーマの短編集。男友達曰く、見逃してるものがたくさん書かれているとのことだが、女の私にはありきたりだったかな。

「欲望」・・・堕落していく男を救おうとすることは結局自己満足なんじゃないかと思い悩む女。
「安い涙」・・・今で言うところの負け犬女の、言いようのない哀しみ。
「記憶」・・・だらしのない男に惚れてしまう女の、けじめ。
「遅刻」・・・これがいちばんお洒落で気が効いている。男の視点から、淡い想いを寄せる女に男がいることを知るまでの話。最後のセリフが効いてますな。

いかにも女性が書いた作品で、まあ例えば、心の動きに関する発見なんかあると、必要以上にしゃべっちゃう感じなのだ。きいてきいて〜!みたいな。もうちょっと読者にゆだねた方が完成度はあがるだろう。でも女ってそんなところあるよね。私もそうだもん。野暮とは理屈ではわかっていても、ね。単純にそうすることが気持ちイイんだもん。


最終更新日  2004年08月29日 14時44分50秒
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2004年08月23日

 パーク・ライフ by吉田修一

一見、とりとめのない話のように見える。

ひとりの平凡な男が主人公。
電車で知り合った女、過去の恋愛、職場の先輩・・・
何か大事件がおこるわけじゃない。
色んな思い、心の動きが綴られていく。
だから退屈に感じる人もいるかもしれない。
でも、これらの話はそれぞれになんとなく繋がっている。
その男を中心に。
ひとりの男の意識がどんな風にうつろいでいくか、
そんな風に楽しむこともできるかもしれない。

主人公の男も、スタバ女も、東京の中心地を歩いてれば
そこかしこにいそうである。
そんなあたりまえの風景なのに。
退屈な毎日?いや、ちがう。
そんな東京の“普通”にある、ハッとする瞬間。
ちょっとしたユーモア。
東京砂漠なんて言葉がある、けど、こんな人間模様。

そしてラストシーンだ。
知り合った男と女が道で別れる。ただ、別れる。
なんでもないかもしれない雑踏。
それをここまで鮮烈に見せる。
吉田修一の筆力はすごい。

最終更新日  2004年08月24日 02時09分25秒
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2004年08月17日

 美徳のよろめき by三島由紀夫

一言で言ってしまえば人妻の不倫のお話なんですが。しかしまあ、美しいです。三島由紀夫の作品にしては、まあ、わりと軽くササッと書いたもののように思えるけど、いやーため息が出ますな。

節子はあまり本も読んだことのない、考えるということをしない、優雅な貴婦人である、と設定されている。機知に乏しいとも書いてあるけど、感覚は素直で可愛らしい。私はこの本を読み通して、一度も節子を頭の悪い女性のようには思わなかった。機知に富んだ、賢い女性ならこんなときどう考えるだろう、どういう行動をとるだろう、と想像してみたけど、基本的には節子とあんまり変わらないんじゃなかろうか。とすれば、三島由紀夫に言わせれば私も賢くないということか。うはは、それはそうだけれども、まあそれはおいといて、結局やっぱり恋愛は感情でするものだから・・・なんだろうなぁ〜。

この作品で一番スゴイのはタイトルだ。“美徳”の“よろめき”ってアンタ・・・。よろめきはこの作品発表時、流行語になったというけど、よろめきの中の浮気という意味はこの作品が出てから?それとも後?もし後者だとしたら、三島由紀夫の言語感覚はもう超芸術である。国宝級というか、世界遺産である。

最終更新日  2004年08月18日 01時37分35秒
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2004年08月16日

 スプートニクの恋人 by村上春樹

久々に春樹読むべーかと思って、まだ読んでなかった本作品を読む。やばい。面白い。止まらなくなる。

突拍子もない展開があるわけではない。割と普通のラブストーリーだ。普通じゃない点といえば、レズビアンが書かれている点であろうか。でもそれだって大した問題じゃない。村上春樹がウマイのだ。

センスのある会話。村上春樹にしか出せない匂いがある。そして引き込む力。

例えば主人公がミュウに呼ばれてなぜか突然ギリシャの島に行くことになったくだり。場面が変わるので区切り良く中断できるような箇所である。でも村上春樹はそうさせない。ギリシャに行く理由に謎がある。主人公はそれを考えながら旅の段取りをとる。読者は主人公と一緒に考える。ひきこまれる。気がつくとギリシャになっている。うーん、見事。

村上春樹の作品は現在を書いていても、現実と異世界すれすれで、それも村上春樹の世界としか言えないような独特の世界なのだ。よくスカしてるなんて言う人がいるけど、肩にちょっと力入れてスカしてるんじゃない。彼がわりと普通に作ってしまえる独特の世界なんだと思う。

最終更新日  2004年08月17日 01時05分56秒
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2004年08月03日

 娼年 by石田衣良

コールボーイ、大学生、リョウの物語。
石田衣良ってすんごい優しいんだな。
まあ、おばちゃんだのおばあちゃんだのの相手をする描写も
あるんだけど、その肉体について決して貶めるような
書き方をしない。

“ぼくは女性のしわに注意を引きつけられる”、
“張りは失われているけど(中略)際限のないやわらかさ”
だとか、ね。

こんな風に女性のことを見る二十歳の青年がほんとうに
いるんだろうか。いるんだとしたらおばさんはうれしいぞ。
ぷぷw

で、このリョウという青年は、池袋ウエストゲートパークの
マコトのようにどこか影のあるクールな青年ということに
なっている。そして、その池袋〜と同じ手法で彼を描く。
本をよく読み、クラシックを聴く。そして、侵しがたい
絶対的な存在としてのオトナを登場させ
(この場合はクラブの経営者・静香)、
その人の口から彼を絶賛させる。
うーん、ちょっとシラケるかなあ。

それでもまあ、この作品、エンタメとしては申し分ない。
男性よりは女性が喜ぶ作品と思います。
癒されたい夜にどうぞ。

娼年 ( 著者: 石田衣良 | 出版社: 集英社 )

最終更新日  2004年08月04日 01時21分21秒
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2004年07月24日

 滴り落ちる時計たちの波紋 by平野啓一郎

衝撃のデビューからは5年が経ったらしい。
平野啓一郎の最新刊でございます。
デビュー作「日蝕」は最初に挫折(笑)して以来、
実はまだ読んでないwww
「高瀬川」にはヒジョーに感心した。
(このサイトにも感想載せてあります。)
同い年ということもあり、とってもとっても気になる
存在なのであります。

特徴としては、アイデアとか緻密さというのがスゴイね。
インパクトがある。技巧にばかり走ってるとかいう批判も
多いけど、あのワザから、ものすごいヤル気をビシバシ
感じるわけで。それが何より、平野自身を表しているのであって。この作品群の中では「バベルのコンピューター」ね。これが今の平野をいちばん象徴してる気がした。
ボルヘスという作家の「バベルの図書館」をパロディした
ものだというけど、さもあるかのように架空の人やら
レポやらを設定して、注釈まで作りこんでいる。
なんともいえない知的快感を感じながら楽しんで
書いたんじゃないのかって気がしてる。

「くしゃみ」。どうもこれ解釈が難しいなんて言う人が
多いらしい。私には、かわいらしかった。
子供のころからの思い込みって妙なものです。
誰がなんと言おうと、理屈では釈然としないと
わかっていても、どこか怖いんです。
それがほわっと消えていく、妙にホッとした作品だった。

「初七日」は雑誌に出たときに感想文を書いてしまったのでここでは割愛。

「最後の変身」。話題の、あの、ネットのお話。
ネット上の人格。肥大する自意識。
2回繰り返し読んだら、凄かった。
知能指数高めのひねくれた若者。
まさにあそこの住人の“ネット厨房”ですなあ。
ただ、分析があまりに緻密なのでどこか清潔な感じ。
ドロドロした主題でしかも独白調だったにもかかわらず、
目をそむけたくなるような感じではなかった。
そういう意味で言うと、「les petites passions」の方が
もっと痛くて、もっと恥ずかしかった。

平野のひとつひとつの作品は、完成されていて、美しくて、
その一作で完璧な世界をひとつ見せてくれるような
感じがする。ドロドロしたものが主題だとしても、
なんかこう正確さがある。
チッチッチと、秒針の音がきこえるような。
非常に楽しみな作家さんであります。

【予約】 滴り落ちる時計たちの波紋( 著者: 平野啓一郎 | 出版社: 文藝春秋 )

最終更新日  2004年07月24日 17時49分10秒
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2004年06月16日

 恋愛の格差 by村上龍

恋愛の格差、なんてタイトルをつけて、辺見えみりに解説を
書かせている。でも恋愛エッセーってわけではないなあ、
これは。02年に書かれたそうだけど、まあ、これからの
世の中は自立が大事ですよ〜勤めてる会社で男を判断しちゃ
いけないですよ〜みたいなことなんだが、まあ別に新鮮でも
なんでもないわなwほとんど、政治経済の面からみた、
これからの世の中の展望を書いていると言っていい。
それも、相当に易しく。恋愛云々は無理やりつけた感じ。
最近村上は13歳のハローワークかなんか書いちゃったり
してるし、この本もまあ、今が楽しければいい的な
若い女性向けの啓蒙書にしたかったんだろうな〜とおもいますた。

最終更新日  2004年06月17日 01時01分01秒
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2004年06月06日

 シルミド

朝。前の会社の後輩が実業団の剣道大会に出るというので、武道館へ。一発目の試合だった。遅刻した。見れなかった。しかし惨敗だったそうな。ふw

夜。シルミドを観る。映画を観て、これほど泣いたのは初めてかもしれない。ナイアガラの滝バリにだーだーと止まりませんでした。(素
しかも実話だこれ。まいったな。でも真相が公になって、名誉を回復できて、ほんとうによかったねといいたい。結果としての殺す、とか、殺される、とかそんなことが問題でない。運命に翻弄された男たちの、最後のプライドというもの。トロイとか観てる場合じゃないからwいやまじでw

昼ごろ。くまにいさんから電話あって、今日新宿のロフトでイベントやるから来て〜だって。っていうか、ロフトでイベントって、くまさんは今は何のお仕事を?wTシャツのイベントだとかいうけど、ん、なんかむかし趣味でTシャツ作ってるとか言ってたような気がしたが、あれ趣味ではなくなったのかwようわからんが、シルミド観て泣きすぎて行けなかった。すまんw

最終更新日  2004年06月07日 00時45分00秒
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