敬老の日

September
15
2008

 今日は敬老の日。人間歳をとれば、体力も衰えて、様々な病気にもなりやすくなって老いるのは自然の摂理。でも精神は年齢とともに充実してゆくのだろうと思います。一生をまっとうすると言うのは本当に凄いことで、山あり谷ありの人生を乗り越えて、悲しみも喜びも本当にたくさん経験して到達できる境地というか、そういう円熟した精神のありようを凄く尊敬します。

 

 人生、本当に苦しいことが多いし、その時々で対処の方法がわからなくて自暴自棄になってみたり、閉じこもってみたり、やけになってみたり。またちょっと調子がいいと、高慢になったり、遊びすぎたり、人の気持ちを思いやれなくなったり。そんなときは必ず落とし穴が待ち受けているものです。僕も若いときは、怖いものなしというか、そういう想像をする余裕がなかったものです。それが若いと言うことなのかもしれませんが、人への思いやりとか苦しいときの耐え方とか、こういうものは若くたって絶対に必要なことでしょう。ご高齢の方に適切なアドバイスやら経験談がきければ、それは本当に貴重なことだと、改めて感じています。

 

 今日は、思い切り、ご高齢の方に優しくなっていいと思います。もちろん普段から尊敬する姿勢はたいせつですが、今日は照れないで肩の揉める日なのだと思いますね。

 

 しかしひとつだけ気に入らないのは、政府の姿勢。高齢者医療の問題やら、年金の問題やら、本質的に敬老精神がまったく欠如しています。これだけは、書いておかないとね。

 

 

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |