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小向美奈子、“スライム乳”浅草総立ち (2/2ページ)

2009.6.6 05:04
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小向美奈子、“スライム乳”浅草総立ち
素足にヒール履きで、報道陣の間を抜けた小向美奈子。劇場へ向かう階段を駆け上がった【フォト】

 うわさの“スライム乳”を1度は拝んでみたい。浅草ロック座が興奮のるつぼと化した。座席数124席の場内は立ち見を含め、300人の観客がすし詰め状態だ。

 62年の歴史を持つ同劇場が、久々に熱気に包まれた。早朝5時半から観客が駆けつけ、午前9時に80人、1回目の公演の開場時間11時半に定員を超える200人が列をなし、周辺を約100人のヤジ馬が囲んだ。

 しかし、扉は一向に開く気配がない。正午を回り、劇場関係者が姿を見せる。手には公演中止を告げるA4用紙の束。群衆から「お金返せ」「仕事を休んで朝から来てんだ」と怒声が飛ぶ。「絶対やれ」と詰め寄られ、関係者は「ハイ、100%やります」と口約束。報道陣の取材には一転、「できるか分からない」とトーンダウンした。

 時間が刻一刻と過ぎても行列は変わらない。東京・浅草橋の会社員(22)は「深夜3時に来たんですけど、人がいなかったので8時半にもう1度来ました。1日待ちます」と決死の覚悟だ。その時、劇場内では小向の出演禁止を求める仮処分申請を申し立てた前所属事務所、ロック座、現在の小向のマネジメント担当者による3者協議が行われていた。

 そして午後4時半、再び文章で5時から2回公演の開催を発表。小向の署名入りで29日の千秋楽後に会見を開く旨のメッセージが添えられた。公演決定の報に歓声が上がったが、通常6000円の入場料が記念公演のため8000円だったことに「待たせたのに高いじゃないか」とブーイングも。厳重な警備体制が敷かれた会場内ではパソコンの使用禁止が通達され、ペン型のカメラを持ち込んだ週刊誌記者は強制退去を命じられた。

 ステージかぶりつきに臨時設置された20個の丸イスには、開場とともに観客が殺到。本番行為をしたとして物議を醸した映画「白日夢」の主演女優、愛染恭子(51)が初めて出演した1981年に、歴代最多の700人を動員。客席に入れなかった約50人は照明室で観劇し、臨時出口として大道具搬入口が使われた。四半世紀の時を経て、小向が新たな歴史を切り開いた。

 足立区の土木作業員(21)は「大満足。あの巨乳を拝めたんで、あしたからの仕事が頑張れそうです」とニンマリ。不景気の世の中に活力を! 浅草が燃えに燃えた1日となった。

★スライム乳

 スライムはRPGゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズなどに登場する、ゼリー状のかわいらしい怪物。柔らかくて形状がおっぱいに似ていることから、小向自身が命名


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小向美奈子、“スライム乳”浅草総立ち
小向美奈子、“スライム乳”浅草総立ち

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