曙６年ぶり相撲界「復帰」へ…東関親方「定年を祝う会」

関係者にねぎらわれ握手する東関親方（右）

　現在、プロレスラーとして活躍する元横綱の曙（４０）が６年ぶりに相撲界に復帰する可能性が６日、急浮上した。１６日に日本相撲協会を退職する東関親方（元関脇・高見山）の定年を祝う会が都内のホテルで開かれ、東関部屋を継承する小野川親方（元幕内・潮丸）が部屋のＯＢで元横綱の曙を、アドバイザリーとして「できればやっていただきたい。これから話し合っていきたい」と明かした。曙は０３年１１月に格闘技に参戦するため協会を退職している。

　曙も定年を祝う会に出席。２代目東関大五郎を襲名する小野川親方のラブコールに「できるだけ協力したい」と前向きに答えた。協会を退職した横綱が部屋のアドバイザリーに就任したのは、０３年９月に元横綱・双羽黒の北尾光司さん（４５）の例がある。現役時代に所属していた立浪部屋に、日本相撲協会に所属しない形式で復帰した。途中退職した曙も協会に再び所属することは不可能なため、実現すれば北尾さんと同様に部屋独自の方針での就任となりそうだ。