鳩山代表:弟・邦夫総務相に自民離党と民主合流呼びかけ

2009年6月6日 19時34分 更新:6月6日 22時48分

衆院本会議の会期延長の案件で討論に耳を傾ける民主党の鳩山由紀夫代表(右)と岡田克也幹事長=国会内で2009年6月2日午後、尾籠章裕撮影
衆院本会議の会期延長の案件で討論に耳を傾ける民主党の鳩山由紀夫代表(右)と岡田克也幹事長=国会内で2009年6月2日午後、尾籠章裕撮影

 民主党の鳩山由紀夫代表は6日、日本郵政の西川善文社長続投に反対し与党内で孤立する弟の邦夫総務相に対し、「民主党に協力して加わるなら、早く閣僚を辞めて新しい道を進めたらいかがか」と述べ、自民党離党と民主党への合流を呼びかけた。広島県呉市内で記者団に語った。

 さらに鳩山氏は、与党内の邦夫氏批判について「麻生太郎首相のリーダーシップの欠如が混乱を招いている。弟だけの責任ではない」と、邦夫氏をかばった。同市内での街頭演説では「(自身と邦夫氏の)2羽の鳩が麻生首相をつついている。1羽(由紀夫氏)は正攻法、もう1羽(邦夫氏)は中から内臓をえぐってしまう」と例えた。【佐藤丈一】

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