深夜の絶叫ウズベキ届いた!岡崎先制で最高潮
東京・歌舞伎町のスポーツバーで、日本の先制点に盛り上がるサポーター
Photo By 共同 |
W杯南アフリカ大会出場を懸け、6日にウズベキスタンと対戦したサッカー日本代表に、決戦の地ウズベキスタンから約6000キロ離れた日本からサポーターも熱い声援を送った。日本時間午後11時すぎ開始の試合にもかかわらず、多くのサポーターがサッカーバーなどに集結した。
東京・新宿のサッカーバー「フィオーリ」。入場料は1ドリンク付き1500円で、全22席は先月中に予約で埋まっていたが、問い合わせの電話は6日夜までやまなかった。
午後10時半ごろから予約客が集まり始め、試合前には胸に手を当て、選手とともに君が代を口ずさむ客の姿も。午後11時すぎ、大きな拍手でキックオフを迎えた。
前半9分、FW岡崎慎司が倒れながらも泥くさくゴールを決めると、客は総立ち。いきなりの先制点に「よっしゃ、岡崎!」「やったー!」と声を張り上げた。さらに、前半12分にMF遠藤保仁のFKがゴールポストに当たり、こぼれ球をFW大久保嘉人が詰めて追加点かと思われたシーンで、客同士がハイタッチ。ビールを手に「これでいける!」と興奮した声がこだました。ところが、お祭り騒ぎが静まったところでオフサイドと判明。一斉に「えっ!オフサイド?」「なんで?」と首をかしげた。
その後も一進一退の攻防にサポーターは一喜一憂。50インチのプラズマテレビをはじめとする5台のモニターを真剣なまなざしで見つめ、試合の推移を見守った。
前半終了間際、自陣ゴール前で迎えたウズベキスタンのチャンスには、「ギャー!」と悲鳴に似た叫び。MF長谷部誠がギリギリのところで防ぐと、ある男性客は「長谷部よく戻った」と胸をなで下ろした。
会社帰りに同僚7人と訪れた千葉県習志野市の会社員宮下良太さん(21)は「W杯出場が決まるかもしれない試合だったので、みんなで見ようと集まりました。盛り上がって楽しい。岡崎のゴールはW杯への一歩になりました」と笑顔で話した。。
関連ニュース
PR