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無音・エコカー、事故防止で「音出し」検討 (2/2ページ)
トヨタ自動車やホンダが今年発売した新型HVが絶好調の売れ行きをみせ、三菱自動車や富士重工業が相次いでEVの市販を始めたことで、街中を走るHVやEVは一気に増える。JPモルガン証券では、HVの世界販売台数は2008年48万台から20年に1128万台に拡大すると予測する。今後、主婦が経験したような“ヒヤリ”だけでは済まず、事故が起きてしまう懸念はぬぐえない。
世界的にもこうした議論が高まってきたことを受け、国連は作業部会を立ち上げ、国際的な基準づくりに着手。米国では視覚障害者団体が政府に対策を要求している。
日本でも国交省が検討を始めているが、現在は省令で、警報音と紛らわしい音を出すことが原則として禁じられている。このため、同省では「国際基準が決まれば、省令改正で例外的に対応できるようにする」としている。
一方、国内メーカーでも、トヨタグループが5月に視覚障害者ら約30人を対象に、モーター走行の音を体験してもらう催しを開くなど、安全への取り組みを積極化。走行時に音を出す装置についても、「オルゴールのような優しい音を出して走る案などがある」(関係者)としており、コスト面への影響も含め、検討を進めている。
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