2009年06月07日

「最後のパレード」と読売の社会貢献妨害B【中村】

「最後のパレード」初版分(47,000冊)の売り上げの3%の1,776,600円を日本ユニセフ協会に寄付できた。この本が世界中のどれだけの子供たちの命を救えたのかを考えると、ユニセフに寄付することが明記されているこの本を「盗用」として評判を貶めた読売の社会的責任は、あまりにも重いと断じざるを得ない。 

なぜ、読売はこのような冷酷非情な行為に及ぶのか。今日はその理由を明らかにしたい。

 「悪の葉っぱに斧を向ける人は千人いても、根っこに斧を向ける人はひとりしかいない」
H・D・ソロー 

科学の科とは分けるという意味である。ディズニーの根っこと読売の根っこに目を向ければすべてが見えてくる。今、日本社会に欠けている「何か」も明らかになる。政権交代の必要性も理解していただけると確信する。(政権交代の必要性については後日記す。) 

結論から書く。読売は思想、哲学が貧困なのだ。

宗教観や思想の違いにかかわらず全ての人が受け入れるディズニーの哲学とは180度違うのである。 まずはこちらの記事をご高覧頂きたい。 「ディズニー社会と日本社会の違い」

http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13448445.html

 

簡単なことなのである。

ディズニー・マインド = 豊かさマインド = 友愛マインド = ホスピタリティ・マインド = 共生マインド

 

読売マインド = 貧困(欠乏)マインド = やっつけマインド = アンチ・ホスピタリティ・マインド = 競争マインド

 

日本のほとんどの学者やコンサルタントの「ホスピタリティ論」は間違っている。学問的には「ホスピタリティとフィランソロピー(税務経理協会」」という本の解説が正しい。

 

この本はサービスとホスピタリティの違いを明確にしている点で高く評価できる。私はこの本を唯一のホスピタリティに関する参考文献にしている。

 ホスピタリティとは「厚遇」ではるが「おもてなし」ではない。なぜなら語源が同じ「ホスピタル(病院)では、決して「おもてなし」という言葉を使わないし、「もてなす」はentertainであるからである。 

この「ホスピタリティとフィランソロピー」は、276ページのレンガ本であり、ホスピタリティについて突っ込んで論じているが、ここではその論を紹介しない。

 

なぜならば、理論が分かっても行動になって表れないと何にもならない。知行合一でなくてはならないのだ。そのためには、誰でも分かるようやさしく説明しなくてはならない。

 

それではホスピタリティとは何か。

その答えを求めるカギは、ホスピタリティとはキリスト教から由来していることを知ることである。

 

それでも、ホスピタリティを知るためにキリスト教を学ぶ必要はない。もっと単純に考えてみよう。

 

それは、クリスマスの精神だ。愛(人間愛)、思いやり、分かち合いのその精神がホスピタリティの精神なのである。

私は、相手を思いやり、助けたいと思うマインドがホスピタリティ・マインドであると定義している。

 

このマインドが、日本社会が失ってしまったマインドであり、政権交代によって取り戻さなくてはならないマインドであるのだ。

 

話を読売の問題に戻す。

読売にはこのクリスマスの精神であるホスピタリティ・マインドが欠落している。愛(人間愛)、思いやり、分かち合いの精神がこの会社からは感じられない。

 

前述した貧困マインドの世界が読売の体質であり、江川事件から何も学んでいない。読売には教育や福祉や人権を語る資格はない、そう断じざるを得ない。

 

私が、冒頭に書いた、読売の思想、哲学は貧困だというのは、以上の理論に基づく。

 

思想から行動が生み出される。読売マインドから、私や出版社が多大な被害を被った「捏造報道」が生み出される。読売は今回の件をしっかりと省察しないと、同じ過ちを繰り返し続けることになるに違いない。

 

読売に「質問状」を送付し、回答を求めたい。

  http://rondan.tv/2009/06/01/%e3%80%8c%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%89%e3%80%8d%e3%81%a8%e8%aa%ad%e5%a3%b2%e3%81%ae%e7%a4%be%e4%bc%9a%e8%b2%a2%e7%8c%ae%e5%a6%a8%e5%ae%b3%e2%91%a2-%e3%80%90%e4%b8%ad/