6月1日、都内銀座の一角は早朝から人が溢れ返っていた。「ダイヤモンドが無料でもらえる」という情報を得て集まった人々である。モーブッサン東京銀座店が行った「無料ダイヤ」配布企画にかけつけた芸人がいた。果たして「無料ダイヤ」を手にすることはできたのか?
この「無料ダイヤ」騒動はフランスの宝飾ブランド「モーブッサン」の東京銀座店が行ったもの。
なんと0.1カラットのダイヤモンド(5000円相当)を無料で配ったのだ。
当日は朝から15000人もの人が集まり、用意した整理券5000枚もあっという間に終了したのだった。
この極めて競争率が高い争奪戦に挑んだのは一般人だけではない、芸人もやはり無料ダイヤは欲しいのだ。
長蛇の列に並んだのはピン芸人の田上よしえ(人力舎)である。
田上よしえは、一人コントやものまねをネタとするが、今ひとつ露出が少ないのでご存知無い方もいるかもしれない。
「ことばおじさんのナットク日本語塾」(NHK)ではコントのシーンで出演しているのでそちらでご覧になった事もある方もいるだろう。
この日、田上よしえの挑戦結果が出るのは速かった。
「(モーブッサンに無料ダイヤを貰いに行ってみたが)貰えませんでした。。。牛物産め」
ということだったようだ。
ダイヤをゲットできなかった40代の夫婦と仲良くなりお互いモーブッサンへの不満をボヤキつつ帰ったのだった。
モーブッサンとしてはブランドをPRするためのイベントという位置付けだったようだ。
しかし、「無料ダイヤ」は不況ムード漂う世の中に一瞬でもバブル期を思わせるような景気の良い話を提供してくれたのではないだろうか。
(編集部:真紀和泉)
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【参照】
・芸人・田上よしえの日記