このページでは、おこじょの写真集や、おこじょについての本を、作者なりのコメントを付けながら紹介していきたいと思います。(最後におこじょの探し物【番外編】があります。)
「オコジョ−白い谷の妖精」増田戻樹(講談社・1993/09)1456円(税別) | |
最初に購入したおこじょの写真集です。現在は「やまね」や「なきうさぎ」、「くろてん」などシリーズ化されて、出ていますので目に付きますが、最初に見つけたときは感動的でした。どのページを見ても溢れんばかりに可愛いおこじょの姿が満喫できます。 | |
「オコジョ−アルプスに白い伝説を追う−」増田戻樹(河出書房新社・1985/06)3930円(本体3816円) | |
1冊目に上記の本を購入した際に他にも出ているかもと本屋で検索してもらったところ、2冊見つかり、その場で注文しました。正直言って、届いてから価格を知って目を丸くしてしまいました。祖母に引き取りに行ってもらったのですが、結局料金を支払っていないような・・・(やばい)。この本にはおこじょの棲んでいる場所のことが詳しく書いてあり、また、ねずみをくわえているおこじょの姿もあります。木の実を食べていると信じたかった私には少なからずショッキングでしたが、春夏秋冬を通じておこじょの棲む場所や景色と共におこじょの生態を教えてくれる見ごたえのある1冊です。 | |
「オコジョの住む谷」増田戻樹(あかね書房・1981/01)1400円(本体1359円) | |
この本は増田さんが広くおこじょのことを知ってもらいたいと絵本として出版されたものです。私がおこじょを好きになってから友人に話をすると小さい頃におこじょの本を読んだと言っていましたが、この本のことでした。1982年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書に指定され、第5回絵本にっぽん賞に選ばれています。この本は絵本とは言え、写真に文章が付けられています。どのようにおこじょの撮影をしたかが日記風に読みやすく書かれています。 |
「オコジョの不思議」野紫木洋(どうぶつ社・1995/08)1500円(本体1456円) | |
この本は写真集ではなく、おこじょの生態や実態に迫るルポルタージュ風の観察記録です。内容が濃く、読むのにかなり時間がかかりましたが、おこじょのことを知るためには生半可の努力では駄目なんだと知らされました。野紫木さんは、りすやたぬき、かけす(鳥)、もちろんおこじょにも個体に名前(おこじょに関してはQとかLとか)を付け、仔細に観察されています。おこじょ以外の動物にも目を配り、生きている山を教えてくれました。とても学問的な書籍ですが、読み応えのある1冊です。 | |
「アウトドアガイドシリーズ 野生動物に出会う本−日本に生きるほ乳動物38の素顔−」久保敬親(地球丸・1999/03)1700円(税別) | |
この本の44〜46頁にえぞおこじょ、48〜49頁にほんどおこじょが載っています。他にはえぞなきうさぎ(22〜25頁)(北海道にしか生息しません。耳の短いうさぎと言われますが、外見はもるもっと風。おこじょと同じようにガレ場を棲みかとして好みますが、実はおこじょが最大の天敵。こんなに可愛いのに・・・。できれば食べないで欲しいものです)、にほんいいずな(47頁)(おこじょの半分ほどの大きさで、しっぽが短い。夏は茶色、冬は白色になりますが、しっぽの先は黒くない。これもまた小型版のおこじょみたいで可愛い)、えぞくろてん(50〜53頁)(くろてんと同系列、ほんどてんとは別種。横顔はきつい印象ですが、正面から見た顔はとても可愛い。体長は少し大き目でしなやかな動き)、ほんどてん(54〜56頁)(いたちより大きめ。冬毛はレモンイエロー。もこもこしていて可愛い)など。やまね、ももんが、むささび、ねずみなどとても充実した本です。多種類の動物を1人で撮影されていて、1つ1つのコメントも分かりやすいです。1枚1枚の写真に動き(鼓動というか息吹というか)を感じます。 | |
「アニマルウォッチング」 | |
準備中。 | |
「かわいい。」 | |
準備中。 | |
「ロミオの青い空」 | |
準備中。 |
「オコジョのともだち」たまがわのぶ子/作 渡辺あきお/絵(アリス館・1991/02)1500円(本体1456円) | |
この本は、うちのHPに来てくださるJOさんに教えていただきました。すぐに本屋に注文し手に入れました。おこじょのクリルとつきのわぐまのヌースの友情の物語ですが、人間の山の開発のせいで、せつない結果になってしまいます。近頃、山から人里へくまが下りてきて人間に危害をくわえたからもしくはくわえる恐れがあるから射殺したなどとニュースになっています。もしかするとそれも、人間が行った開発や、山の変化が招いている結果かも知れません。そういう結果を招く原因を作っておきながら襲われるから殺すというのは人間のエゴかも知れないと毎回考えさせられます。今からでも遅くはありません。ゴルフ場の新設やら最近ブームの山登りのマナーなど、見直せる部分から手をつけ、できる限り自然環境への配慮をしていかねばならない時期が来ていると思います。 | |
「ねんにいちどのおきゃくさま」 | |
準備中。 | |
「オコジョさん−ぼくらはみんな高血圧!シリーズ−」宇野亜由美(白泉社・1998/01)410円(本体390円) | |
無口な学生槌谷くんの家へ突如現れたおこじょさん。可愛い容姿と裏腹にお言葉遣いの悪いおこじょさんは、都会の一室で自由気ままに生活し始めます。ノリは結構独特ですが、おこじょさんの表情や姿はとても可愛く、槌谷くんとのやりとりには笑えます。好物はからあげ(私と一緒!)、隣人(?)のねずみ(はむすたー?)には「おやびん」と呼ばれています。槌谷くんは名前をつけてくれませんが、友人のサエキくんには「チューちゅん」と呼ばれています。サエキ君は最初おこじょさんを見て「ねずみのだっくすふんと」と称しました。 待望の2巻では、サエキ君のペット、フェレットのタッチン登場です。おこじょさんに言わせると「たぬき顔野郎!」です。タッチンは白毛のおこじょさんには敵意剥き出しです。でも夏毛のおこじょさんに惚れてしまって・・・?また、おこじょさんのかかりつけのお医者さんがおこじょさんに惚れこんでしまって・・・?さあ、どう進展しますことか。 |
「薔薇色翠星歌劇団」宝野アリカ(愛育社・1998/12)1600円(税別) | |
この本は短編集です。217ページ以下の「緑色の手袋」に出てくる「やまいたち」が「おこじょ」のことです。作者の宝野さんから、執筆中に「おこじょはどういった場所に棲んでいるのでしょうか」とお問い合わせをいただきました。HPを開いてから間もない頃であり、知識も足りなく十分なお答えができなかったのではと危惧していますが、本が出来上がってから1冊サイン入りでいただきました。その後宝野さんが「ALI PROJECT」(アリプロ)というユニットの人気歌手であると知り、仰天しました。歌声もとても澄んだ方です。どこか教えを含んだ物語ですが、作風は透明で非常に澄み渡った文章です。子供の頃、寝る前にお母さんに読んでもらった物語のような優しく切ない想いを抱きます。 「緑色の手袋」は春を待つ動物たちと、春になったら戻ってくる若者を待つ娘の物語です。さて、動物たちのおもちゃとなり、その後娘のもとに届いた緑色の手袋はいったい誰の持ち物なのでしょう。娘の願いは叶うでしょうか。 |
以下の2冊は現在探し中です。
「おこじょのくしゃみ」石井八重子(書肆とい【文字化け?】・1995/07)2060円
「オコジョ」今泉忠明(自由国民社・1986/10)1200円
先日インターネットの本の検索HP(http://www.osakaya.co.jp/)で検索したところ、7件かかりました。上記の増田さんの3冊、野紫木さんの1冊、たまがわさんの1冊、あとこの2冊です。
「オコジョ」に関しては、9月に本屋で検索をかけてもらって際に知り注文したのですが、絶版になっているとのことで入手できませんでした。
「おこじょのくしゃみ」に関しては、このHPの検索で初めて知りました。
これらの本について情報をお持ちの方いらっしゃいましたらどうぞお知らせ下さいますようお願いいたします。