内容説明
【速報】新型インフルエンザの特徴
━感染スピードと病原性━
■Watch■
ナノマテリアルの生体への影響
−アスベストの二の舞にならないために−
平野靖史郎(国立環境研究所)
現時点ではナノマテリアルの生体影響は明らかでないが、研究者個人は作業現場での排出・曝露を極力防いだほうが無難だ。
コラム「ナノマテリアル製造現場でのエーロゾル調査から言えること」
藤谷雄二
■解説■
ミツバチに学ぶ有用植物資源
−沖縄産プロポリスの意外な起源植物−
熊澤茂則
民間伝承薬であるプロポリスは、効能も成分の由来も科学的には未解明な点が多い。今回その起源植物を探索したところ、意外な植物に辿り着いた。
光信号を電気情報に換えるタンパク質
チャネルロドプシン
−オプトジェネティクスへの招待−
杉山友香・王 紅霞・石塚 徹・八尾 寛
外部からの光信号を生体内で電気情報に変換するユニークなタンパク質「チャネルロドプシン」。そのバイオツールとしての可能性を紹介。
■化学基礎講座■
偏光ラマン顕微鏡(1)
−使用原理と実例−
坪井正道
ラマン散乱の偏光から、生物中の特定の分子構造を生きたまま調べられる。
ニュースになった毒(3)
和歌山毒カレー事件をかえりみる
Anthony T.Tu
輪島への旅 漆を探る(3)
輪島の朝
米山輝子
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(14)
エポチロン:合成技術が拓く抗がん剤の新天地
佐藤健太郎
私の化学論(15)
量子力学の成立と化学結合論
妹尾 学
■追悼■
がん研究の巨人“Saburo”逝く
−花房秀三郎博士の歩み−
伊庭英夫
・ “ナノMRI”でウイルスを3次元画像化
・ “第三の炭素結晶”がさらに現実的に
・ 常識に反した芳香核の置換反応
・ 多孔質シリコンのナノ粒子でin vivoの可視化
・ 高速充電が可能なリチウムイオン電池 (出典:Nature, 458, 190(2009))
・ ひとりでも成長するマイクロチューブ (出典:Nature Chem., 1, 47(2009))
・ ダイヤモンドより硬い物質 (出典:Physical Review Letters, 102, p 055503(2009))
・ カーボンナノチューブ製の軽量で強靭な人工筋肉 (出典:Science, 323, 1575(2009))
・ 一つなら吉、二つなら凶となる遺伝子 (出典:Science, 323, 1473(2009))
・ 小食は記憶力を高める (出典:Proc. Natl. Acad. Sci., 106, 1255(2009))
リチウム資源に注目が集まる塩湖
セキララかがく
ラボ運営の心構え
やじうまかがく
梅干し
ほん