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地デジカのライバル、アナログマが人気
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地上デジタル放送を推進するキャラクター「地デジカ」に“対抗”して、アナログ放送とクマをもじって作られた「アナログマ」というキャラクターが出現、応援歌ができたりTシャツなどの商品化が進んだりと、予期せぬ広がりを見せている。
インターネット掲示板の書き込みから生まれたもので作者は不明。パソコンの文字や記号でデザインするアスキーアートでできており頭にアナログ放送受信用のアンテナを立てている。
応援サイト運営者のCCXCIさん(本名不詳)によると、アナログマの誕生日は、日本民間放送連盟(民放連)が地デジカを発表した4月27日。平成23年7月に予定されているアナログ放送の終了を延期するため、この世に生まれたという。すでに投稿サイトにはいろんなしぐさを見せるアナログマのイラストが多数、寄せられており、応援歌まで登場した。
さらに、ネット通販会社の「ClubT」(東京都渋谷区)が、アナログマをプリントした30種類のTシャツを作成したところ、約1カ月間に1000枚近くが売れたという。ネット上ではほかに、デジタルチューナーの無料配布を推し進める新キャラ「アナロバ」も誕生している。
サブカルチャーに詳しい評論家の唐沢俊一さん(51)は、民放連が主導する地デジカに対抗してアナログマなど新キャラが生まれるのは、「“お上”が押し付けのように作り上げたキャラは『民意をなおざりにしている』というユーザーの反抗心の表れ」と指摘する。「にほんブログ村」というサイトでは地デジカとアナログマの人気投票が行われ、今のところアナログマが圧倒的にリード。地デジ推進へのネット利用者の反発か、単なる遊び心なのか…。(村上智博)
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