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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 左翼5つの大罪
このニュースのトピックス:豚インフルエンザ
知り合いの60代の韓国人が「わが国の左翼の大罪」として次の5つを挙げていた。(1)反米を言いながら息子、娘は米国に留学させている(2)北朝鮮をほめながら北朝鮮には絶対住みたくないと思っている(3)金持ちを非難し貧乏人の味方と言いながら自分はいい生活をしている(4)他人には道徳性や潔癖を求めながら自分は女性問題でいいかげん(5)教員労組・「全教組」をほめながら自分の子供の担任には非労組の先生を望む−。
なぜこの話になったかというと、盧武鉉前大統領の金銭疑惑で世論がわいているからだ。このところ左派・革新政権で庶民の代弁者として清潔が看板だった前政権のイメージダウンがはなだしい。
反米的発言で話題が多かった盧武鉉氏自身、息子を米国に留学させていたし、今回の疑惑捜査では業者から夫人が100万ドルの外貨(米ドル)をもらっていた話や、還暦祝いに夫婦で時価1億ウォン(約700万円)もの高級輸入時計をプレゼントされていた話など続々、登場している。自分だけが清潔で正義だと自慢していただけに、その落差に世論は衝撃を受けている。
偽善そのものということだが「5つの大罪」のうち(5)のココロは、「全教組」の先生は受験教育に熱心でないから−というわけだ。北朝鮮がらみの(2)では最近、こんな話もある。自由奔放な言動で知られる進歩派の有名ロック歌手が「(北朝鮮の)ロケット発射成功を同じ民族の一員として祝賀する!」と発言し話題になっている。(黒田勝弘)
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