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第2回サポ集会議事録
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第2回サポーター集会議事録
(1998/02/11)
<第一部>
・札幌市からの支援と市職員幹部受け入れ報道についてHFCからの説明
新聞紙上(2月11日)の通りの体制となるが3月18日の定時株主総会で正式決定される。広く道民、道内経済界からの支援のパイプを強くしたいという考えに基づき、コンサドーレが市民球団として生き残ることを最優先に考えた結果の選択であり、今回の新体制はそのために必要と判断した。またコンサドーレが今回のことで目指すものが変わるとか、色が変わるということは無い。今回の人事は決してマイナスとはならない。(※地域密着の市民球団という理念は変わらない)
I. 臨時集会(12月27日)での提案に対するHFCからの回答
Q:経費削減のためのボランティア(チケット切り、清掃は?)
A:スタジアムの清掃は従来学生等のアルバイト(当日)と業者(翌日)で対応していて若干のポランティア(関係企業の社員の方)にもお願いしたことがある。本来のポランティアの有効な活動には試合当日に必要な人員の4〜5倍の登録が必要。札幌市からもワールドカップスポーツポランティアの考え方を進めていきたいとの話があり、クラプの中でも検討課題になっているがまだ具体的な話は進んでいない。スポーツポランティアは柏、鹿島のケースを参考に考えていきたいが事務局的機能は現状のフロントの人員では不可能。まず、ポランティアのしっかりとした受け皿組織が必要と考えている。第三セクターかサポーター組織を利用するなど内容について今後のサポーター集会、OSC代表者会議でも議題としていきたい。昨年のアルバイト(試合日には30〜40名)は会場設営から終了後の清掃まで無駄なく活用している。クラプとしてはポランティアに試合当日だけでなく試合と試合の間、またはオフシーズンの期間にも何か手伝ってもらえないかと考えている。
Q:道内自治体に支援のキャラバンを実施しては?
A:1月16日から聞始して23市町村に巡回している。社長、営業部員、コーチが訪間しており最終的に46市町村(5000キロ)のキャラバンとなる。社長が各自治体の長に対して直接支援要請をしています。なお、支援キャンペーンについては2月9日現在販売95352個(委託を含む)、署名33462名となっている。目標は100万個。
Q:ファンクラプのオリジナル旗を作れぱファンクラプに入る人も増えるのでは?
A:ファンクラプに対しては今年はすでに内容を決定済みのため来年以降の検討としたい。
II.アンケートでの提案・質問についてのHFCからの回答(HFCの経営に聞するもの)
Q:経営状況、収支報告を早く公閉してほしい。
A:経営情報の内容については現状では前回のサポーター臨時集会議事録に載っている内容に止どまっている。なお12月時点での97年見込みより収入、費用とも若干上回り差し引きは変わらない程度となる見込み。12月決算なのでまだ会計監査をうけている段階であり、公表ができる時期は3月18日の抹主総会後になる。
Q:キャンペーンで一般から支援をうけるのだから抹主以外にも公表してほしい。
A:株主に公表している範囲のものは一般にも公表したい。なお、財務局にいけぱ誰でもHFCの決算内容を閲覧することができる。
(※北海道財務局はは北8西2、第一合同庁舎内)
Q:J他チームの5年間の赤字を札幌が2年間で作ってしまった理由は?
A:Jの他のチームはだいたいはじめの2年ぐらいは黒字でその後赤字を膨らませたのがほとんど。HFCはJFLのためJリーグからの分配金収入年間2億円がなく、入場科も約半分で収益面ではJチームより厳しい経営環境の中の2年間だった。
(※JとJFLでは分配金と入場料の差だけで最抵年間4〜5億円の収入の差がでる)
Q:ピーク20億円にもなる赤字の解消方法と計画は?
A:2000年に収支±0。2001年には黒字1億円を計画しているが、単年度でl 0数億円の利益がでるとは思っていないし、HFCの事業は多くの利益を出すための事業とも考えていない。従って累積赤字の解消には10年とか15年はかかると思う。
(※中期計画は前回議事録に掲載しています)
Q:今後の情報公聞方法を教えてほしい。(対マスコミとサポーター)
Q:ホームページに経営内容を掲載してほしい。(新しい媒体)
A:決算の結果については抹主総会承認後まずマスコミを通じて情報を流したい。サポーターに対しては今回のような集会、OSC代表者会議などでお知らせしたい。また、媒体ではコンサドーレマガジンを使えないか検討していきたい。
(サポーターによるクラブ支援に聞するもの)
Q:ポランディア組織をHFCで作る計画はないのか?
A:運営母体をまず作らなければいけないが今後検討していく。
Q:ポランティアで経費削減できる項目を教えてほしい。
A:これからお願いたいことはJリーグスケジュールポスター貼り。昨年はアルバイトを使って市内に貼ってもらったが、今年はアルパイトを無くしてOSCの方に協力をお願いしたいと考えている。
Q:ファンクラプやOSCの登録料を値上げしては?
A:今年度に関しては値上げは考えていない。
Q:コンビニ等の店頭に募金箱を設置できないか?
A:「コンサドーレゆめ基金」が募金箱での支援活動を始めてもらっている。クラプとしてはこのゆめ基金を募金の中心と位置付けているので、新たな募金箱は考えていない。なお、道新の全面協力で募金活動を近日中に開始する予定がある。これは口座振り込みの形式で実施する。
(※コンサドーレゆめ基金事務局TEL 011‐241‐5515)
Q:キックオフパーティーで資金集めをしては?
A:今年は選手のスケジュールが厳しくキックオフパーティーの予定は無い。
(チケットに聞するもの)
Q:シーズンチケットをもっと迅速に販売してほしい。(特にファンクラブ会員宛)
A:厚別以外のスタジアムの決定が遅れたためシーズンチケットの発売が遅れた。未年はもっと早く販売したいと考えている。また、ファンクラプ会員に先にDM発送の予定であったところ、今回よりニコスとの提携があるなどにより先にショップに掲示されるというタイムラグがあった。今後はファンクラプ会員に先に連絡がいくように気をつけたい。
Q:ファミリーチケットは販売できないのか?
A:シーズンチケット、ファンクラプ会員購入チケットとのすり合わせの中から家族構成3人以上に応して設定する予定にしている。
Q:アウェー(駒場、カシマ)のチケットの取りまとめはあるのか?(ツアー以外で)
A:各クラプ間で一般発売の前にチケットのやりとり(各クラブにより締切りはバラパラ・HFCの買い取り)がある。皆様には極力一般プレイガイド等でご購入いただきますようお願いしたい。尚、チケット購入がが難しい鹿島(カシマ)はサポーターズシー卜200枚、浦和(駒場)は自由席300枚用意できる。セカンドステージチケット販売の日程に合わせてファンクラブの方にお知らせする予定にしている。
(持株会に関するもの)
Q:持ち株会を早く再開してほしい。常時受付できないか?
A:HFCの増資については株主総会(3/18)での決議がまず必要で増資の告示は決議後となる。ただし、受付は常時行っている。なお、その場合の手続きは次回告示後の増資取り扱い期間と同じになるので手続き終了は秋口となる。
Q:持ち株会の理事の選任方法、運営管理費(収支)など内容を知りたい。
A:当初、持株会を作る時に発起人となった方々が今の理事となっている。今の任期(2年)は今年の8月末まででその前に持株会会員に理事の立候補者名簿のお知らせを送付して持株会規約に基づいて新しい理事が選任される。持株会のスタッフ、施設ともHFCが提供しており管理運営費はなく、受け入れた資金は全て増資にあてられているので収支はない。なお、会員証、残高明細などの作成費用はHFCの新株発行費として処理されている。
Q:株主総会での持株会の役割は?(サポーターの意見を代弁?)
A:持株会会員の意見を代弁するが議決権は理事長に一任される。従って株主総会への出席は理事長一人。 (※持株会規約第l5条<議決権行使>=信託株式にかかわる議決権は、受託者である本会理事長がこれを行使する。ただし、会員は各自の持分に相当する株式の議決権の行使について、本会に対し特別の指示を与えることができる。)
(その他)
Q:J1部に残留できない場合、体制はどうするのか?(現状維持、縮小、解散?)
A:J1・J2のフレームがJリーグからまだ示されておらず、J分配金額、スポンサーの条件などが決まっていないので収支予想が立てられないのが現状。ただ、クラブを拡大することは無く、財政に見合った規模にして再昇格を目指すか、足腰固まるまで頑張ることになる。解散など全く考えていない。
Q:海外長期キャンプの必要性があるのか?国内でもいいのでは?
A:チームからは暖かい場所で練習したいとの要望があった。そしてスポンサーのJALの旅費の面での支援、現地滞在費が国内より割安、フェルナンデス監督のコネの活用、パナマでの滞在費が先方持ちなどにより昨年より合宿費が削減されるので決定した。ただ、現地で予定外のアクシデントなどがあり、来年は国内での合宿候補地を探すことになる。
Q:選手の年俸、出場給、勝利給の関係を知りたい。
A:年俸は基本給と出場給(全試合出場前提)で計算される。それに勝利給が加算される。従って選手が出場しなければ当初契約した年棒は減っていくことになる。
Q:国立のホームゲームが無くなった理由は?
A:国立の使用料が高額で、さらに試合当日の警備、都内での試合広告などを考えると予想以上の経費がかかるため断念した。
Q:厚別の照明車を室蘭に持ち込み室蘭で水曜日ナイターができないか?
A:厚別の照明車は阪神大震災の教訓から災書時の夜間照明確保のため、札幌市が降入し厚別公園管理事務所で管理しており、一競技のため札幌市外への持ち出しはできない。
Q:ゴール裏で飲食、グッズの販売をしてほしい。
A:ゴール裏も含めスタンド内での移動販売を考えている。
Q:道内の札幌以外のショップ開設予定は?
A:札幌以外の出店は考えていないが委託を受けるところがあればやりたい。なお、99年以降はグッズが一般店頭で販売可能となる。この場合、コンサドーレショップの役割はサポーターの憩いの場となる。
Q:丸井今井は大変と思うがコンサドーレショップを残すよう働きかけて欲しい。
A:丸井側の結論はまだだがショップと出向社員について残すよう依額している。 (※正式に丸井今井よりショップと出向社員は現状のままとの回答が出された。)
Q:練習だけでもいいから地方に選手が来てほしい。
A:選手にとって練習も仕事のうちと思っている。また週1、2回の試合の合間の練習の ために選手を移動させたくない。ただ、サッカー教室などは考えていきたい。
Q:札幌の情報が地方にはほとんど入ってこない。
A:コンサドーレマガジンで情報を流していく。またTV局などの理解と協力を得てコンサドーレの出る頻度を上げて行きたい。
Q:HFCかわら版のようなものは無いか?
A:A4版のコンサドーレ通信がショップや市内の公共施設に設置されている。
Q:清掃ポランディアもいいがゴミ持ち帰りのアナウンス、呼び掛けでマナー向上を。
A:スタジアムの場内放送でお願いをしていく。
Q:カン、瓶、ペットポトルの持ち込み規制は?(昨年は実質ノーチェック)
A:ズタジアム内のセキューリティーのため今年も引き続き持ち込み規制をする。なお、ペットポトルはキャップを外しての販売を検討中。
Q:Jになっても横断幕の支度などでグランドの下に降りれるのか?
A:昨年同様下に降りての横断幕の支度はできる。
Q:札幌市、道庁職員を新たにHFCで受け入れる予定はあるか?(今回の公的支投で)
A:(前掲参照)
III.HFCからサポーターへのお知らせ
(メキシコキャンプ報告)
(※すでにコンサドーレマガジンに掲載されているので省略します。)
(石水副会長から一言)
札幌市からの役員派遣の件については強力なサポーターがフロントに入ってくれたと思っている。また、対応については今まで実務に携わって良く知っている人が残るので問題は無いと考えている。
カンバッチキャンペーンへのサポーターの皆さんの支援については心からお礼を申し上げたい。今後も継続して100万人を目指していくので引き続き支援をお願いしたい。これからバッチの色を変えたり、選手26人と監督の顔写真の入ったバッチを作ることも検討している。
今回のアンケートの質問を見ても事情がわからないサポーターもいることがわかった。サポーターの意見をHFCが聞いていくことは大事だと考えているし、HFCの情報公聞も進めていきたい。
サポーターとフロントの健全で良好な聞係は今後も維持していきたい。
IV.会場サポーターとの質疑応答
Q:新しいユニフォームスポンサーは決まらないのか?
A:話はしているが正式な契約までまだ至っていない。
(※石屋製菓、サッポロビール、JALで決定済み)
Q:今回の札幌市からの役員受け入れは天下りではないか?HFCが牛耳られないか心配だ。地域密着、市民主体の理念からはずれているのでは?
A:自治体からも資金支援を受けているHFCが市民クラプとして存続するためのベストの選択であったと考えている。また、うちみたいな赤字会社ではいわゆる天下りではなく、来られる方も努力されると思う。その意味で大変なチームを引き受けてくれたという思いだ。
Q:市民などにアピールするためコンサドーレの露出度を増やせないか?
A:クラブとしても市内のコンサドーレの露出度を増やすように努カをしている。例えば駅前通りの小旗、パンフレットの設置など。
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