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非常勤不採用は「報復」 都立高前校長、都教委を提訴

2009年6月4日23時40分

 職員会議で挙手や採決を禁じた都教育委員会の通知の撤回を求めた都立三鷹高校の土肥信雄前校長(60)=3月で定年=が4日、退職後、非常勤教員に採用しなかった都教委の決定を「裁量権の乱用による報復」として、都を相手取り、約1850万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、土肥さんは校長会やメディアなどで、「民主主義的な議論を奪う」などと都教委の通知の撤回を求める意見を述べた。その後、退職に先だって非常勤教員の採用に応募したところ、不合格となった。

 土肥さん側は、非常勤教員の採用制度について、「教員として勤務してきた者であれば原則採用される」と指摘。懲戒処分を受けたこともない土肥さんが不合格となったことは「意見表明への報復」と主張している。

 都教委人事部によると、今春の定年・勧奨退職者の非常勤教員への応募は790人で、768人が合格した。同部は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える」としている。

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