2009年6月4日

アメリカの子供はケチャップが大好き。つまりそのまま大人になると、何にでもケチャップをかける人になってしまいます。
カージナルス時代のチームメイト、スコット（ローレン・三塁手）のように・・・。
奥さんのニッキーが、よく嘆いていました。
「何を作っても結局ケチャップをかけられてしまうから、味付けの意味がない！」
ローレン家の冷蔵庫には、業務用の巨大なケチャップのボトルが入っていた、とはヨメの目撃談。
我が家の寛も、目を離すとケチャップをべろべろ舐めています。
マヨネーズ好きの人を「マヨラー」なんて言いますが、ケチャップは？ケチャラー？それともケチャッパー？
とにかく、アメリカの家庭では、ケチャップを切らすことはきっとないでしょう。

でも僕はもうすっかり食傷気味。本来大好きな味ですが、このままではケチャップが嫌いになってしまう。
なんせクラブハウスの食事が、どこに行ってもピザ、パスタ、ラザニアの繰り返し。
朝から晩までケチャップのにおいを嗅いでいるのです。
そして野菜がない。「コーンだけ」とか、「マメだけ」とか、ビタミンはどうやって摂るの？
それをアメリカ人に説明させると、「ケチャップはトマトからできているから、野菜だよ？」
「青い」野菜やっちゅーねん！

テネシー州ナッシュビルにて　田口壮　

2009年6月3日

「今日、左投手だからいっとく？そのかわり明日休みにするからさあ」と監督。
お年寄りの僕は、ついに自分が先発するかどうかを決める権利を与えられてしまいました。
しかも「明日休みにするからさあ」のおまけつきです。
ＮＯと言う人はいないでしょう。

相変わらず身体の動きはぎこちなく、１塁ランナーとしてセカンドベースまで行った際、滑り込むことすらできませんでした。怪我が怖くて滑らなかったのではなく、
身体が反応しなかったのです。これは恐ろしいことです。

何週間もかけて作り上げたものも、１日休むと無駄になるのが練習の世界。
プロで１８年やっていても、この１ヵ月半のブランクは、重く圧し掛かってきます。
今まで以上に練習をして、今まで以上に時間をかけて
丁寧な身体の手入れをするため、一日の中で野球に携わっている時間がさらに増えました。
最近寛は「お父さんのお仕事は？」と聞かれると、
「ちりょう」と答えるらしいです・・・。

テネシー州ナッシュビルにて　田口壮　

2009年6月2日

久しぶりに先発して、三打席も立ちました。まったく打てる感じがありません。
普通に出場していて「なんだか打てない」時というのは、何らかのタイミングがおかしくなっているものですが、今回は、それ以前の問題。バットのスイングスピードが球についていかないのです。
かなり弱っているのは明らか。しかし、野球ができる喜びは格別です。
今はとにかく、普通に走り回れる喜びをかみ締めています。
そんなにのん気なことを言っている場合ではない？
いや、書いているほどのん気でもないので、ご安心ください。

テネシー州ナッシュビルにて　田口壮　

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