▲至仏山(Mount Shibutsu)とミズバショウ(Asian skunk cabbage)

尾瀬(Oze)は、福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる日本を代表する高地の湿原である。
その大部分は高層湿原であるため、日本最大の高層湿原でもある。歩道以外への立ち入りが厳しく制限され、ごみ持ち帰り運動の発祥地であるなど、日本の自然・環境保護運動の象徴でもある。2005年11月にラムサール条約湿地として登録されている。2007年8月30日には日光国立公園から独立し尾瀬国立公園となった。


▲尾瀬沼(Ozenuma)
高山植物の宝庫としても有名な尾瀬では、現在、生育が確認されている高等植物だけでも900種類を超える。
植物の種類や希少種の多さだけでなく、動植物やそれらをとりまく地形的、気候的環境も含む生態系そのものが、学術的にも、自然の素晴らしさを伝えてくれる場所としても貴重である。
▲ゼンテイカ(別名:ニッコウキスゲ)(Daylily)の群落