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小向美奈子、ストリップデビュー緊急中止の“顛末”

観客たちは大ブーイング「1万円でも見たい」

 覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け執行猶予中の元グラビアアイドル、小向美奈子(24)が5日、出演予定だった東京・浅草のストリップ劇場「浅草ロック座」で、1回目公演(午後0時半)が急きょ中止となった。2回目以降が開かれるかは未定。“裸一貫”の再起をひと目見ようと、早朝から駆けつけたファンから怒声が飛び交い、劇場前は騒然となった。

 「小向が出ないぞ」「会社を休んできたのに何でだよ!」

 この日正午すぎ、小向の出演中止を知らせる張り紙が入口ドアに張り出されると、小雨の降る中、早朝から待ちわびていたファンは一斉にブーイングを浴びせた。劇場前では、通行人や報道陣を含め約300人の人だかりができた。

 小向は前所属事務所と、芸能活動の自粛や、AV、ヌード作品への出演を禁止とする同意書を交わしていたが、前所属事務所に無断でロック座出演を決定。このため、前事務所は東京地裁に、出演差し止めを求める仮処分を申請し、地裁はこれを受理。3日に仮処分決定が下されていた。

 ロック座によると、小向は4日に異議申し立てをしたが、前事務所との話し合いが開演直前までに解決しなかった。劇場側と前事務所の話し合いは朝から続いているが、決着が付かず、小向ら8人の踊り子が登場する1回目の公演そのものが中止に追い込まれた。

 この日、小向は午後0時半からの1回目を皮切りに、計4公演の出演を予定。各公演では、ソロで2回、ほかのダンサーとの共演が2回−と計4回出演する予定で、どこまで脱ぐのか注目されていた。

 ところが、定刻の午前11時半を過ぎてもなかなか開場せず、雲行きが怪しくなりだした。

 劇場から出てきたロック座の齋藤智恵子会長(82)は「今、劇場と(小向の)前事務所が話し合っている」と説明した上で、「本人は『誰が何と言おうと、やりたい』と言っている」とこの日の公演に含みをもたせて、立ち去った。

 しばらくして、劇場のスタッフが入り口に「ご説明とお詫び」と題し、小向の1回目の公演中止を告げた。

 これに対し、並んでいた観客たちは大ブーイング。広島から来たという男性(40)は呆然とした表情で、「このままじゃ帰れないよ」とポツリ。群馬から1泊2日で見に来た男性会社員(38)は「1万円でも見たい。明日やるならもう1泊する」と話していた。

 劇場スタッフは「交渉次第では、2回目の公演から出演する可能性はゼロでもない」と説明したため、あきらめ切れない客が、もう一度列に並び直し始めた。

 小向の出演中止は、公演全体にも影響する可能性があるだけに、「他のダンサー目当てで来た」という都内在住の男性会社員(34)は「小向1人のせいで中止にされちゃたまったもんじゃない。他の踊り子にはいい迷惑だ」と憤っていた。

 小向をスペシャルゲストに迎えた「25周年特別興行第一弾」は今月29日まで予定されているが、大波乱の初日となった。

ZAKZAK 2009/06/05

小向美奈子

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