【2009年06月05日19時27分 更新】


1.元裁判官・一木被告に懲役2年求刑
 (06/05 17:49)

高速バスの中で、女子短大生の下半身を触ったとして、準強制わいせつの罪に問われている、元裁判官の初公判が、宮崎地裁で開かれました。元裁判官は、起訴内容を全面的に認め、検察側は、被告に懲役2年を求刑しました。起訴されているのは、福岡高等裁判所宮崎支部の元裁判官、一木泰造被告52歳です。起訴状によりますと、一木被告は、今年2月、福岡から宮崎に向かう高速バスの中で、隣で寝ていた女子短大生のズボンの中に手を入れ、下半身を触ったなどとして、準強制わいせつの罪に問われています。宮崎地裁で開かれた5日の初公判で、一木被告は「間違いありません」と、起訴内容を認めました。検察側は、「現職の裁判官による卑劣な犯罪として、裁判官に対する国民の信頼を踏みにじり、司法の権威を著しく失墜させた」などとして、一木被告に懲役2年を求刑しました。これに対し、弁護側は、「被告は深く反省していて、裁判官を退官するなど、社会的制裁も受けている」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。(弁護側の会見)「弁護人としては事実は争わないということで、執行猶予付き判決をしていただきたいなと」一木被告の判決公判は、来月7日に開かれます。


2.裁判員裁判対象事件で県内初起訴
 (06/05 17:50)

先月、宮崎市で、アパートの自分の部屋に火をつけたとして、逮捕された男が、5日、放火の罪で起訴されました。裁判員裁判の対象となる事件としては、県内では初めての起訴になります。起訴されたのは、宮崎市鶴島の無職、渡部実被告47歳です。起訴状によりますと、渡部被告は、先月15日、アパートの自分の部屋で、衣類などに灯油をまき、ライターで火をつけ、壁や天井などを焼失させたとして、放火の罪に問われています。この火事による、けが人はいませんでした。渡部被告への調べから、検察側は、「家賃を数か月滞納していて、退去を求められたことに対する恨みや、今後の生活に悲観したこと」が、動機と説明しています。裁判員裁判の対象となる事件が起訴されたのは、県内では、初となります。裁判員制度の、今後の流れです。まず、この事件について、裁判の争点などを絞り込む、公判前整理手続きが行われます。その後、裁判が開かれる6週間前までに、今年の県内の裁判員候補者のうち、くじによって、50人から100人に、「呼び出し状」が送付されます。そして、裁判の当日、宮崎地裁で、質問などを受け、最終的に、6人の裁判員が決められ、裁判に臨むことになります。5日起訴された、この事件の裁判は、早ければ8月にも開かれる見込みです。また、県内では、今のところ、都城市で先月発生した殺人未遂事件も、裁判員裁判の対象になる見通しです。


3.宮崎牛精液盗難事件、窃盗罪の男が供述
 (06/05 18:54)

鹿児島県の牧場から牛を盗んだとして、鹿児島県警に逮捕された男が、おととし、県畜産試験場で、和牛の冷凍精液が盗まれた事件について、「自分が盗んだ。」と供述していることが分かりました。鹿児島県警に逮捕・起訴されているのは、鹿児島県鹿屋市の22歳の男です。この男は、鹿児島県の牧場から牛を盗んだとして逮捕されましたが、取り調べの中で、2007年に高原町の県畜産試験場から、県産和牛の冷凍精液が盗まれた事件について、「精液を盗んだ」などと供述していることが、5日分かりました。試験場では、ストロー状の容器143本、約65万円相当が盗まれ、県によりますと、男と同姓同名の人物が、2006年の4月から、約10か月、試験場の研修生として出入りしていたということです。


4.知事が国交省で要望活動
 (06/05 17:49)

直轄事業負担金の問題が、議論を呼ぶ中、東国原知事は、5日、国土交通省を訪れ、凍結されている、国道220号改良事業の再開などを要望しました。東国原知事は、5日午後、国土交通省で金子一義大臣と面会しました。金子大臣は、会談の冒頭で、直轄事業負担金の問題に触れ、今後、制度の見直しを、知事会とも議論していきたいと述べました。このあと、東国原知事は金子大臣に対し、細島港の大型岸壁の整備と、現在、凍結されている国道220号の改良事業の再開を要望。金子大臣は、いずれの事業についても、時期は明言しなかったものの、「前向きに取り組む」考えを、示したということです。直轄事業の負担金問題をめぐっては、県の負担分に、人件費などが含まれていたことが明らかになっていて、東国原知事は、疑問を示していました。


5.知事退職金半額条例案提出へ疑問の声も
 (06/05 17:49)

県は、5日の議会運営委員会で、知事の退職金を半分に減額する条例案の6月県議会への提出について説明し、理解を求めました。5日開かれた議会運営委員会で、県総務部の山下健次部長は、知事の退職金を減額する条例案について、「厳しい経済情勢のもと、行財政改革の一環」と、説明しました。今回の条例案は、1期4年で、約4000万円の知事の退職金を、半分に減額するもので、今月12日に開会する6月定例県議会に提出されます。退職金の減額をめぐって、議会内では、その額や、条例案提出の時期について、疑問の声も多く上がっています。(自民党・蓬原正三会長)「なぜ今なのかなというのがひとつ。知事はマニフェストのことを言うが、評価するには早いのではないかなということと、まだ先でいいのではないのかなという気がします」(民主党県議団・権藤梅義会長)「第一印象としては唐突という感じがした。満額もらって満点を取る努力をしてほしいというのが、県民感情ではないか」退職金減額条例案について、各会派がどのような判断を示すのか、今後の議論が注目されます。


6.6月補正予算・新たな経済雇用対策は?
 (06/05 18:01)

6月定例県議会には、53億円あまりの経済・雇用対策を含む、一般会計補正予算案も提出されます。新たな経済・雇用対策は、国の2次補正予算成立に伴い、基金を取り崩すなどして実施されるもので、20億円あまりの公共事業を含む、総額53億円の規模となっています。主な新規事業では、企業が農商工連携のビジネスモデルをつくる際に支援する事業に5億円、新産業につながる、工場の立地を支援する事業に5億円などとなっています。また、農業法人の経営規模拡大や多角化に伴う、新規雇用を支援する事業に1億円あまりが充てられています。6月定例県議会は、今月12日から30日までの19日間にわたって開かれます。


7.宮崎神宮で御田植祭が再興
 (06/05 17:49)

伝統行事が復活です。宮崎神宮で、五穀豊穣を祈願する御田植祭が、38年ぶりに行われました。宮崎神宮の御田植祭は、以前、御神田のあった敷地が、県総合博物館の駐車場として整備されたため、1970年を最後に行われなくなりました。しかし、日本の稲作文化を継承しようと、宮崎神宮の氏子や地域住民の協力により、敷地内に、新しい御神田がつくられ、今回、38年ぶりに神事が復活しました。5日は、氏子のほか、地元の保育園児など、約250人が参加。神事に続いて、伊勢神宮から取り寄せた稲の苗が、植えられました。(宮崎神宮・杉田秀清宮司)「無事きょうの御田植祭ができまして、こんなにうれしいことはありません」植えられた苗は、秋に収穫され、11月に開かれる新嘗祭で、奉納されることになっています。


8.JRの線路で、また置き石か
 (06/05 17:49)

JRの線路で、また、置き石とみられる石が、見つかりました。5日午前7時15分ごろ、JR吉都線のえびの飯野駅の近くで、普通列車の運転士が、線路に7センチくらいの石1個が、挟まっているのを発見しました。石は、ポイントの異常を知らせる連絡を受けて、運転士が列車を停止させ、調べたところ見つかったもので、線路の分岐部分に、挟まっていたということです。乗客約100人に、けがはありませんでした。現場では、3日前にも、線路に挟まった石が発見されていて、警察では、同じ人物が、石を置いた可能性もあるとみて、威力業務妨害などの疑いで捜査しています。


9.すずらんのプレゼント
 (06/05 17:49)

入院患者たちの1日も早い回復を願って、すずらんのプレゼントです。これは、ANAグループが、毎年この時期、全国各地で行っているもので、このうち、宮崎市の宮崎東病院には、客室乗務員ら5人が訪れ、入院患者に、すずらんを手渡しました。(手作りのしおりもプレゼント)(患者)「香りが良くて、すごくきれいだなと思います」「これでみんな元気になると思います」「幸福の再来」などの花言葉を持つ、すずらん。県内では、あわせて12か所の病院や特別支援学校などに、届けられたということです。


9.「環境の日」キャンペーン
 (06/05 17:49)

6月5日は「環境の日」。県内各地で、環境保全をアピールする街頭キャンペーンがありました。このうち、延岡市では、保健所や市の職員ら、約20人がキャンペーンに参加。市民に、啓発用のチラシや、エコグッズを配って、環境にやさしい生活の実践を呼びかけました。主催者側では、「多くの人に環境問題に関心を持ってもらい、ごみの減量など、身近な取り組みから実行してほしい」と話していました。


9.川を守ろう!児童が水辺の環境調査
 (06/05 17:49)

6月5日は、環境の日。日南市の小学生たちが、学校近くの川で、水生生物の調査を行いました。これは、子供たちに水質保全の大切さを知ってもらおうと、実施されたもので、5日は、大堂津小学校の5年生と6年生の児童、25人が参加して、学校近くにある細田川で調査をしました。子供たちは、市役所や保健所の職員の指導を受けながら、川の水の透明度などを調べたり、浅瀬に入って水中の生物を網ですくったりしていました。そして、採取した生物をシャーレに移して分類し、汚れた水に生息するスジエビやカワニナなどが、多く見られることを確認していました。5日の調査結果は、県のホームページなどで公表されることになっています。


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