日本で生まれた独特のスタイルであるロリータ・ファッション。その歴史は古く、ルーツは80年代半ばのストリートにまで遡ります。明確な発祥は定かではありませんが、DC(Designers & Characters)ブランド・ブーム期の「ピンク・ハウス」、「Atsuki Onishi」、「Hiromichi Nakano」など、カラフルで可愛らしいテイストのスタイルに影響を受けていることは間違いありません。
すでに80年代後半のストリートでは、そういった可愛い服装にじゃらじゃらとアクセサリーをいっぱい付けたロリータ・ファッション的なスタイルの女の子を街で見かけるようになっていました。
その後、ロマンティックで可愛いアイテムを取りそろえるブランド「MILK」から独立したデザイナーが作ったブランドJane MarpleやEmily Temple Cuteが、より現在のロリータ・ファッションに近いスタイルを打ち出し、つづいて88年に誕生した「ベイビー、ザ・スターズ・シャイン・ブライト」(このブランド名はポップグループ「Everything Bad The Girl」のアルバム名から取られたらしい)や「ハートE」(子供服を大人サイズで作った初のブランド)、93年に誕生した「メタモルフォーゼ・タン・ドゥ・フィーユ」などが現在のロリータ・ファッションのスタイルを確立したと言われています。
現在ではさまざまなテイストをもち、ブランドごとに特色が異なるロリータ・ファッションですが、共通するのは「カワイイけど品質が良く、長く着られる」ということ。それが、これほどまでに時代を越えて長く愛され続ける理由なのでしょう。
マルイワン新宿は、これらのブランドを一カ所に集めた世界でも類のない特別なフロア(8F)を持っています。今ではゴシック・フロアと共に、マルイワン新宿は世界中から注目され、海外から訪れる人々もどんどん増え続けています。