楽天、出店企業に顧客のカード番号などを1件10円で提供していたことが明らかに
インターネット通販サイト首位の「楽天」が、出店企業に顧客のクレジットカード番号などを提供しない方針を公表していたにもかかわらず、1件10円で提供していたことが明らかになった。
楽天は、個人情報が大量に流出した事件を受けて、2005年8月、出店企業には顧客のクレジットカード番号やメールアドレスを提供しない方針を公表していた。
しかし、一部の出店企業に対して、その企業の商品を購入したり、プレゼントに応募するなどした顧客のクレジットカード番号やメールアドレスを1件10円で提供していたという。
楽天では、自社のサイト上に「取引に必要な範囲で、お客さまの個人データをサービス提供者に提供します」と記載しており、問題はないとコメントしているが、2005年8月に公表した方針と食い違いがあることなどから、経済産業省は「誤解を与えるような情報の取り扱いは避けるべき」としている。
(06/06 01:12)