墜落のエールフランス機、飛行速度「遅過ぎた」=報道

2009年 06月 5日 11:43 JST
 

 [パリ 4日 ロイター] 今月1日に大西洋に墜落したリオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス機について、4日付の仏ルモンド紙は事故調査機関に近い関係筋の話として、同機は事故前の飛行速度が遅過ぎたと報じた。

 記事によると、同機を製造したエアバス(EAD.PA: 株価, 企業情報, レポート)は近く、事故機と同じA330型機を購入した顧客企業に向けて、悪天候下での最適速度についての勧告を出す方針。

 エアバスは同記事に対するコメントを差し控えており、事故調査機関からもまだコメントが得られていない。

 一方、スペインのエルムンド紙は、エア・コメットのリマからマドリードに向かう大西洋路線のパイロットが、事故機が消えたのと同時刻に白い閃光(せんこう)を目撃したと報告していると伝えた。

 同報道に関し、エア・コメットの広報担当者からの確認は今のところ得られていない。

 今回の墜落事故では、乗客乗員228人全員が死亡した。

 
 
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