中ロ、自国通貨での二国間貿易決済を検討すべき=ロ大統領

2009年 06月 5日 23:38 JST
 

 [モスクワ 5日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は、ロシアと中国の二国間貿易について、決済をドルではなく自国通貨で行うことを両国は検討すべきとの見解を明らかにした。5日付のロシアのコメルサント紙が報じた。

 実現するためには二国間で通貨スワップ協定を結ぶ必要がある。中ロ二国間の貿易量は2008年に約500億ドルとなり増加する傾向にある。中国はすでにブラジルおよびベラルーシとの間で同様の枠組みを有している。

 メドベージェフ大統領は同紙とのインタビューで、「われわれはこのような立場について検討が可能だと考えている。例えばルーブルと人民元(による決済)だ」と語った。

 同大統領は貿易相手国との二国間スワップ協定について、経済危機で多くの国が国際資本市場で資金調達が困難になった場合に影響を緩和できるとの認識を示した。

 
写真
個人マネー、高分配投信に人気

個人主体の投資信託市場では大型設定が相次ぎ、投信全体の資金フローは5月に3カ月連続の流入超を記録するなど、昨秋以降、凍てついていた個人の投資マインドが改善傾向をみせている。
  記事の全文 

 
Photo

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ
写真
三菱自は459万円で発売

電気自動車は環境対応車として先行するハイブリッド車に比べ、本格普及には高い製造コストや短い走行距離など乗り越えるべき課題も多い。
  記事の全文 | 関連記事 

 
写真

米国債利回りの上昇は、財政赤字をめぐる懸念が一因であると指摘したバーナンキ米FRB議長の本音は何か。  ブログ