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<台湾>香港の閣僚が初訪問、民間の交流窓口設置で合意

6月5日20時20分配信 毎日新聞

 【台北・大谷麻由美】台湾を公式訪問している香港特別行政区政府の林瑞麟政治制度・内地事務局長(閣僚)と、台湾の対中政策を主管する台湾行政院(内閣)大陸委員会の傅棟成副主任(次官)は5日、台北で会談し、双方に経済・文化交流を協議する民間の交流窓口機関を設置することで合意した。香港が97年に中国に返還されて以来、香港の閣僚が訪台するのは初めて。

 林局長は「今後は政府高官の相互訪問を実現させたい」と述べ、関係強化に期待を示した。

 台湾と香港は対中関係の立場の違いから返還後、疎遠になっていた。台湾の馬英九政権が進める対中融和政策を受けて関係修復を図っている。今年4月には、胡志強・台中市長が台湾の行政組織の幹部としては97年以降、初めて香港を公式訪問した。

 中台間の直行が可能となった現在、台湾人は以前のように香港を経由する必要がなくなった。このため香港経済にも影響が出始めており、香港特区政府は中国政府に配慮を求めていた。特区政府は中国政府の許可を得なければ台湾の幹部とは接触できない規定があり、今回の訪台も中国政府の許可を得ている。

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最終更新:6月5日20時20分

毎日新聞

 

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