ロンドン(CNN) 英国防省当局者は2日、アフガニスタン南部ヘルマンド州での駐留英軍の作戦で、イスラム強硬派勢力タリバーンの幹部で同州で自爆テロなどを指揮してきたマンスール師を殺害したと述べた。州都ラシュカルガの北東部の戦闘で、英軍の武装ヘリコプターが空爆し、殺害したという。
同師は、タリバーンの旧政権時代、航空相を務めたとの情報がある。駐留英軍は、タリバーンの拠点でもあるヘルマンド州の治安維持を管轄している。同州はまた、麻薬の原料となるケシ栽培の中心地。タリバーンはアヘン売買を活動資金源にしているともされる。
マンスール師は、同州の最高責任者ともされる。州では、英軍、治安当局への攻撃が多発しており、同師がいずれも背後にいるとの見方が強かった。