県内ニュース

イブニング・シックス

春の高校野球東北大会・開幕(06月05日)

夏の大会に向けての前哨戦となる春の高校野球・東北大会がきょう福島市で開幕しました。開会式の後に行われた試合では光南と白河の2校が登場、初戦突破を狙いました。福島市のあづま球場で行われた開会式では、県代表の聖光・白河・光南の3校を含む東北6県の代表18校が入場行進をしました。開会式直後の第一試合では福島第3代表の光南が青森第3代表の八戸西(はちのへにし)と対戦。光南は初回から相手の4番にツーランホームランを打たれるなど7回までに5点を奪われる苦しい展開となります。八戸西のエース・向(むかい)に7回まで1安打に抑えられていた光南打線は8回、ワンアウトから2番・鈴木、3番・富永(とみなが)、連続ヒットでチャンスを作り、打席には4番キャプテンの遠藤、チャンスを作りながらも後1本が出なかった光南は初戦で涙を呑みました。福島第2代表の白河は山形第1代表の羽黒と対戦しました。羽黒は初回、エラーとフォアボールで1アウト2塁1塁のチャンス。ここでバッターボックスにはブラジル人留学生の4番ファニョ二。鋭く振り抜いた打球は、センターへタイムリーヒット。続く佐藤もレフト前にヒットを放ち、羽黒が2点を先制しました。一方、白河も2回のオモテ、2アウトながらランナーをセカンドに置いて、深谷(ふかや)が三遊間にタイムリー。1点を返します。しかし、強力打線を擁する羽黒は4回。ヒットを5本連ねて4点を追加。8対1と白河を突き放します。結局、白河は7回コールドで羽黒に破れました。あすは去年夏のベスト8福島第一代表の聖光学院が登場。宮城第3代表の白石工業と対戦します。

不祥事受け臨時の校長会議(06月05日)

教職員の不祥事を受け会津若松市の教育委員会はきょう臨時の校長会議を開き再発防止の徹底を指示しました。この校長会議はおととい会津若松市内の小学校に勤務する男性教諭が児童の個人情報などが記録されたUSBメモリーを紛失していたことが明らかになったことを受け開かれました。会議には市内の小・中学校の校長30人が出席し始めに会津若松市の星憲隆(ほしのりたか)教育長が「個人情報の重要性を認識し情報管理の徹底を図ってもらいたい」と訓示しました。また先月県立高校の教諭が酒気帯び運転で逮捕されたことや会津地方の教職員による万引きやわいせつ行為が相次いだことについて「自分たちの問題と捉え各学校で不祥事の防止策を再点検して欲しい」と指示しました。

表郷で横断女性が車にはねられ、死亡(06月05日)

きょう午前、白河市で国道を歩いて渡っていた62歳の女性が車に跳ねられ、死亡しました。死亡したのは、白河市表郷の無職吉田イツ子さん62歳です。吉田さんはきょう午前10時30分ごろ、知り合いの87歳の女性と自宅近くの国道を歩いて横断していたところ34歳の会社員の男性が運転する普通乗用車に跳ねられました。この事故で、吉田さんは頭を強く打ち、搬ばれた病院で死亡。87歳の女性も転んだ拍子に顔を打ち、軽いけがをしました。2人は、近くのスーパーに買い物に行く途中だったということです。現場の道路は見通しが良く、横断歩道からは数十メートル離れた場所で、警察が事故の詳しい原因を調べています。

200億円の補正予算案を発表(06月05日)

県は「経済雇用対策」と「新型インフルエンザ対策」を柱にした総額およそ200億円の補正予算案を発表しました。県が発表した補正予算案は総額で200億6200万円で、当初予算を組んだあとの早い時期に大規模な補正予算を組むのは、経済対策で行った平成10年以来、11年ぶりです。今回の補正予算案では国の財政支出を受けて1600人の期間限定の雇用を生み出すための事業の基金に新しくおよそ68億円を積み増して、倍の3200人の雇用の機会をつくることにしています。また、新型インフルエンザの患者の診察を行う発熱外来を設けた医療機関への支援など新型インフルエンザ対策として2億4000万あまりを計上しています。また、きょうの会見の中で佐藤知事は、教員の不祥事が相次いだことに触れ、「現場の皆さんにしっかり対応していただきたい」と苦言を呈しました。

放火の疑いでアパートの住人の男を逮捕(06月05日)

昨夜、福島市のアパートを全焼した火災。警察に出頭して、放火を自供した男が現住建造物放火の疑いで逮捕されました。警察に緊急逮捕されたのは、アパートの1階に住む57歳の男でした。男は警察の取り調べに対して、「仕事をクビにされむしゃくしゃしてやった」と供述しているということです。火事があったのは、福島市南沢又にある木造モルタル2階建てのアパート「シンフォニーアパート4(ふぉー)」で、きのうの午後7時30分ごろに火が出て、およそ160平方メートルを全焼しました。このアパートには、市内の同じ建設会社に勤務する3世帯の3人が入居していましたが、このうちの2人はその後の警察や消防の調べで無事が確認されました。火元に住む男は、その時歩いて警察署に出向き、次のように話したと言います。「私が火を点けました」―。このため、警察では出頭してきた土木作業員の高橋(たかはし)清(きよし)容疑者57歳を、現住建造物放火の疑いで緊急逮捕しました。警察によりますと高橋容疑者は昨夜7時半ごろ自分の部屋で、段ボールなどに100円ライターで火を付け、放火した疑いが持たれています。高橋容疑者は警察の取り調べに対して、「仕事をクビにされ、むしゃくしゃしてやった」と話しているということです。勤務していた会社では最近、高橋容疑者に対し、解雇を言い渡していたということです。このため警察では、雇用をめぐるトラブルが事件の引き金になった可能性があると見て、動機の解明を進める方針です。

舞鶴火力発電所 いわき市出身3人死傷(06月05日)

京都府舞鶴市にある関西電力の火力発電所できのう、工事中に鉄板が倒れ下敷きになった作業員2人が死亡した事故で警察がけさから現場検証を行いました。この事故はきのう午後2時過ぎ、京都府舞鶴市にある関西電力の火力発電所で2号機の排気ダクトを組み立てる工事をしていたところ部品の一部である縦10m、横5m、重さ2.5トンの鉄板2枚が突然倒れたというものです。鉄板は足場を組む作業をしていた作業員3人を直撃し、下敷きになったいわき市の中野儀二郎(なかのぎじろう)さん61と志賀正二(しがしょうじ)さん57が死亡、大塚義広(おおつかよしひろ)さんが27が肋骨を折る重傷を負いました。3人はいずれも関西電力の下請け会社の社員でした。警察はけさから現場検証をして鉄板が倒れた原因を調べるとともに作業の進め方に問題がなかったかなど関係者から事情を聴いています。

合計特殊出生率が8年ぶりに上昇(06月04日)

1人の女性が生涯に産む子供の数を示す「合計特殊出生(しゅっしょうりつ)率」が県内では去年1.52となり8年ぶりに上昇に転じたことがわかりました。厚生労働省の調査によりますと、県内の去年の「合計特殊出生率」は前の年を0・03ポイント上回る1.52で、全国でも8番目に高い数字となりました。県内の出生率は2001年から5年連続で減少したあと3年間は1.49の横ばいが続いていて、上昇に転じたのは2000年以来、8年ぶりのことです。一方で、生まれた赤ちゃんの数は1万6909人と、前の年より200人ほど少なくなり減少傾向が続いています。出生率が上昇したことについて県では「要因は分析しないとわからないが今後も少子化を食い止めるため、子育て支援策を充実させたい」と話しています。

11年ぶりに6月補正予算案提出(06月04日)

県は、雇用と経済の対策を柱にしたおよそ200億円の補正予算案を今月開かれる県議会に提出します。県が6月議会に補正予算案を提出するのは11年ぶりです。きょうは補正予算案の内容を最終的に決める知事査定が行われました。県では厳しい状態が続く雇用と経済の対策を柱にしたおよそ200億円の一般会計補正予算案を6月議会に提出することにしています。このなかで雇用対策として、「緊急雇用創出基金」の積み増しを行い、雇用の拡大を図ることにしています。このほか森林の整備と施設の耐震化、そして新型インフルエンザ対策として感染防護服の備蓄費用なども盛り込んでいます。県が6月議会に補正予算を提出するのは、景気対策としておよそ570億円の補正予算を組んだ平成10年以来、11年ぶりです。補正予算案の内容はあす発表され、今月23日から始まる県議会に提出されます。

東北フリーブレイズが知事へリーグ参戦報告(06月04日)

来シーズンからアジアリーグへの参戦が決まっている郡山市のアイスホッケーチーム「東北フリーブレイズ」の監督などが県庁を訪れ、佐藤知事にリーグでの健闘を誓いました。東北フリーブレイズは郡山市などを本拠地に去年11月に設立されたクラブチームで来シーズンから「アジアリーグ」へ東北で初めて参戦します。きょう、フリーブレイズの荒城啓介(あらきけいすけ)監督など3人が佐藤知事を訪ね、アジアリーグへの参戦を報告しました。佐藤知事が「こんなにうれしいことはない」と祝福すると、荒城監督は「最初の年は苦戦するかもしれないが福島県にアイスホッケーチームがあることを見せたい」とリーグでの健闘を誓いました。現在チームでは14人の選手を23人まで増やす補強を進めていて、荒城監督は今シーズンで廃部になったアジアリーグ「西武」の選手と交渉中であることを明らかにしました。

女性を襲いストッキング盗んだ男に実刑(06月04日)

去年、郡山市の路上で女性を襲いストッキングを奪ったとして強制わいせつ傷害などの罪に問われた男に対し懲役15年の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは郡山市の無職渡邉孝則(たかのり)被告34歳です。判決によりますと渡邉被告は去年9月、郡山市の路上で女性を襲いはいていたストッキングを奪うなど通りすがりの女性6人に対しわいせつな行為をしました。これまでの裁判で渡邉被告はこのうち3つの事件について「わいせつ目的ではなかった」などと起訴内容の一部を否認していました。きょうの判決公判で裁判所は「わいせつ目的を持っていたことは明らかで被害者の心の傷は根深く、被告に前科がないことなどを考慮しても厳刑は免れない」として懲役15年の実刑判決を言い渡しました。