岡山放送局

2009年6月5日 18時50分更新

県が新型インフル業務縮小


岡山県は、新型インフルエンザをめぐる事態が沈静化しつつあるとして、発熱相談センターで電話対応にあたる職員を減らし、発熱外来の医療機関も少なくすることになりました。

岡山県は現在、インフルエンザの症状のある人から電話で24時間、相談を受ける発熱相談センターを各地の保健所と県庁内に設置しているほか、県内の30の医療機関には新型インフルエンザに感染した疑いのある人を診察する発熱外来が設置されています。

発熱相談センターへは、ピーク時には1日1000件を超える相談が寄せられていましたが、4日は160件あまりまで減ったということです。

このため県は態勢を縮小することにし、発熱相談センターの24時間態勢は変わらないものの、県庁内で対応にあたる職員の人数を6日から減らすことを決めました。

また、発熱相談センターで感染の疑いがあると判断された人を診察する医療機関の「発熱外来」も数を減らし、岡山市の岡山市立市民病院、倉敷市の倉敷中央病院、津山市の津山中央病院の3つの病院を中心に対応することになりました。

岡山県では、「事態が沈静化してきているため縮小を決めたが、県内で患者が発生した場合は発熱相談センターの職員数を増やし、患者が増えれば発熱外来の数もただちに元に戻す」としています。