あらすじ
雨宮邦之(中居正広)は、『就職氷河期』の真っ只中に3流大学を卒業し、とある企業で働いていたがこの不況の折り、職を失う。
家からは今日もとんかつの匂いがただよっている。彼が最も苦手な油と肉が融合した香りだ。このまま仕事がなかったら、このとんかつ屋「とんくに」を継ぐしか生きる道はなくなってしまうのか!?それだけは避けたかった。 しかしこの未曾有の不況のなか、そう簡単に仕事はみつかりそうになかった。
一方、邦之の住む町、春見区でも雇用促進と少子化対策に頭を悩ませていた。区長・溝口静子(風吹ジュン)は、とりあえず形だけでもとばかりに若干名の臨時職員採用と、名ばかりの少子化対策チームの発足を決めた。
臨時職員募集の話を耳にした邦之はすぐに飛びつく。能力によってはそのまま正規採用の可能性もあるという。 意気込んで、試験に臨んだ邦之は、面接の時になって、「既婚者」であることという採用条件があることを知り、仕事を獲得したい一心で、結婚の予定がある、と嘘をついてしまうのだった。
無事就職は決定するものの、これが全ての始まりだった・・・
ここから前途多難な邦之の婚活がスタート!