北朝鮮西部の東倉里にあるミサイル発射場の最新衛星写真公開 発射台は「使用可能」
北朝鮮の西部の鉄山郡(チョルサングン)東倉里(トンチャンリ)にある、ミサイル発射場の最新の衛星写真が公開された。アメリカの専門家は、発射台が「使用可能」だと分析している。
この衛星写真は、6月3日に撮影されたもので、東倉里の同じ施設の2月の写真と比べると、2月には、発射台近くに建築資材が置かれていたが、最新の写真では、すでに資材が整理されている様子がわかる。
アメリカの「DigitalGlobe」は、「ミサイルは、まだ運び込まれていないが、発射台は使用可能」だと分析している。
一方、軍事評論家の岡部 いさく氏は、この衛星写真の右下に見えるのが、エンジンの試験場で、左側に見えるのが ミサイル発射台であると指摘した。
しかし、観測機材や追跡機材が周辺にはないため、すぐにミサイルを発射する可能性は低いとしている。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「大きい方の発射台の塔は、結構高いんですよ。高さが60メートルぐらいありそうで。そうすると、ここから発射できるミサイルというのは、かなり大きいもの。つまり、長距離ミサイルも発射できる施設とみていいんじゃないでしょうか」と語った。
日本と韓国の情報当局者は、長距離弾道ミサイルが、東倉里にすでに運ばれたと明らかにしていて、アメリカ当局も警戒を強めている。
(06/05 13:34)