2009年6月4日

ねぇ、このゆりかご

木の葉を巻いたものが「オトシブミ」という虫の「揺籃」だったとは、ほとんど知りませんでした。巻かれた葉を注意深く広げてみると直径1ミリもない小さな黄色いタマゴが必ず2つ入っていました。幼虫になったとたんに兄弟姉妹の死闘から始まるのでしょうか?
”いのち”を繋いでゆく方法は様々ですが、木の葉の一部だけを巻いて木とつながっているのではなく、完全に切り離して地上に落としてしまうことには、どんな利点があるのか、とっても謎のような感じがします。
経過観察でもしてみようと3つだけ拾ってきました。家に帰ってバッグのポケットから取り出したら、だいぶ色が燻んでしまっていて、よれよれしおしおのぱー状態になってしまっていました。少しだけ水で湿らしてみました。生まれるまでに何日かかるのか分かりませんが、古びた葉っぱ一枚が、ゆりかご兼たべものだとしたら、、、とても成長できるとは考えられません。頑張って落ちてきた木へと登ってゆくのでしょうか???そんなことしているうちに鳥に食べられちゃいそうです。
人間ほどなんでも食べてしまう生物は他にいないようですが、もしオトシブミのようなあまり知られていない昆虫のタマゴがとても珍味だったとしたら養殖事業とかもうやっていそうですね(笑)
衆議院議員の選挙は近々あるのかないのかは、首相から「ゅ」が消えて死相がでてきたアッソー氏次第のようですが、、、落とし文というよりも「陥とし文」が巷にいっぱい落ちるのかも、、、。

2009年6月3日

はれほれわさわさ、こっちの水はあ~まいぞ!?

廃屋の次にでてきたのは、もう何十年も駐まったままのようなキャンピングカーです。雨宿りするくらいなら、まだまだ人の役に立ちそうで、朽ちるまでにはさらにさらに時間がかかりそうです。廃屋にもこの車にも「お前は、も少し頑張って生きろ!!」と言われているような気がしました(^^;)
砂利道の林道をしばらく下るとやっと「通洞駅6.5Km 古峯神社6Km」という道標が立っていました。つまりは、この道こそが今日歩くはずであった「修験行者みち」そのものなのでした。追分がどこなのかが一番確認しておきたい点なのですが、引き返して登って行く気力などありません、、、。奥日光から南下して縦走してきた場合に、古峯神社から鹿沼へと向かうバスは最終が早いので、それに間に合わないと思える時は、わたらせ渓谷鐵道の通洞駅のほうへ向かうために、この道への追分が重要になってくるわけです。ハイキングとして歩くには、残念ながらあまり楽しそうな道ではありませんでした。
いつのまにか舗装道になって、前回延々と歩いた道へと合流しました。前回より30分早く歩き始めたのに通洞駅へと到着したのは、前回より1時間以上遅れていました。そんなわけで距離ではなく歩行時間のほうは、自己新記録になったかもしれません。
道に迷っている最中に沢の水をだいぶ飲んで、空いていた500mlペットボトル2本に沢水を入れて携行しました。通洞駅には飲み物の自販機が置いてなかったので、仕方なくまた汲んでおいた沢水を飲もうかとペットボトルを取り出したら、、、なにやらミジンコ状の生き物がわさわさといっぱい泳いでいて、あんなに冷たくて美味しかった沢水だったけど、げげっと急に毒が回ったような気分になり、足はふらつき、気が遠くなってゆく思いでした(笑)

2009年6月2日

古道探訪危機一髪!!

今日は朝から快晴でした(^^)
8日前の長距離歩行による筋肉痛がやっと消えてきたところで、鹿沼側から足尾へと通じる「修験行者みち」の再探索へと向かいました。
奥日光へと通じている「禅頂行者みち」を西へと向かえば、それなのではないかと考えたのですが、最初からあまりにも人が歩いた形跡が少なすぎる道でした。人の気配を感じて逃げ去って行く鹿の群れを目撃することができて、今日はラッキー!!な感じのスタートでしたが、途中で何度か道がなくなってしまい、引き返しては他に道らしきはないかと探して山道を行ったり来たりです。
もともと道らしきところを歩いてきてはいないのでしたが、どこかの山頂なのか、三等三角点の標石を過ぎたあたりで、ついにどの方向を試してみても急な崖っぷちばかりになって先に進めなくなってしまいました。これはもう足尾まで通じている道ではないと、もっと早くに判断すべきでした。
午後1時を過ぎた頃で、今から引き返せば古峯神社から鹿沼へ向かう最終のバスにギリギリ間に合いうのではないかと思ったのですが、、、戻る途中で来た道がまったく分からなくなってしまいました。こんな時に限って、携帯電話を持ってきていませんでした。もし怪我でもして動けなくなったら、お終いという感じでした。記憶もあやふやになってきて、通ってきたところに戻れそうな可能性などなくなってしまってからは、車道が存在するはずの南へと歩きにくい山の斜面を下って行くのみです。それがもし行き止まりの谷だったらアウトなのですが、沢にでくわしたので、沢沿いに行けばなんとかなるのではないかと思えました。
そして視野の片隅に見えたのが、、、ボロボロそうなトタン屋根の廃屋でした。そこに向かって斜面を上がって行くと、どこに通じているのか分からないけど車も通れそうな林道があったのでした(^^)v

2009年6月1日

運河良いとか悪いとか……

月が変わったところで、水郷佐原すいすいさわさわツアー第2弾!!へとおでかけでした。朝からぱぁっと晴れてくれると期待していたら、なかなか雲が消えてくれませんでした。今日から「あやめ祭り」で、150万本のハナショウブがあるという水生植物園を目指したのですが、、、。
前回同様に浜松町のバスターミナルから高速バスに乗り正午過ぎに佐原駅へと着きました。植物園までシャトルバスがでるというので、すぐに着けるかと思っていたら、バスは1時間に1本程度、昼休みで12時代は無し!!次は1時半までありません。植物園までは、伊能忠敬爺風に「六七〇〇歩」と駅の床に書いてありました。なので、急遽JRでふたつ先の十二橋駅まで行くことにしました。この駅は、まわり中が田んぼで、地上よりはるかに高いところにある無人駅でした。しかも、なんとICカードをタッチする機械すら置いてないのでありました。次が潮来駅なので、線路に沿って戻るようにして歩き始めたのですが、前回手に入れたイラストマップの大嘘つきのせいで、いつのまにやら潮来のイタローさんちのチョット手前へ行ってしまいました。
まぁ、この遠回りによって、十二橋を巡る舟が、運河のような水門二つに仕切られたところを通って、水位の高い常陸利根川から水位の低い与田浦がわへと移動する様子をよく見ることができたのでありました(^^)
シャトルバスを待ったのとたぶん同じくらいの時刻に水生植物園へとたどり着きました。あやめの類は、まだ1~2分咲きくらいでした。なんだか、「あやめとハスだけ植物園」と改名した方がよさそうなくらいでした。いずれが、あややかかきくけこと、、、品種名のネームプレートと花の姿とを見比べて、分るような、分からぬような、、、。