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新型のワクチン候補株、10日前後にメーカーへ

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 舛添要一厚生労働相は6月4日の参院厚生労働委員会で、新型インフルエンザのワクチンについて、10日前後に候補株を各メーカーに分与する考えを示した。川合孝典氏(民主)の質問に答えた。

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 舛添厚労相は、5月30日にオーストラリアから、6月2日に米国からそれぞれ届いたワクチン候補株を国立感染症研究所で培養しているとし、「10日前後に国立感染症研究所からメーカーの方に分けたい」と述べた。新型と季節性の配合比率については、「WHO(世界保健機関)の判断を待っている」とした上で、「おそらく10日前後にWHOの一つの判断が下されると思っている」との認識を示した。

 また、厚労省の上田博三健康局長は接種の時期について、「ワクチンの生産を7月から開始すると、8月には試験接種が可能」と指摘。生産量と安全性を確保した「商業ベースでかなりのボリュームで打てるのは、10月かと考えている」と述べた。

 その後、厚労省は記者会見を開き、詳細について説明した。それによると、2日に米国から届いた候補株は、米国疾病対策センター(CDC)からのものと、ニューヨークメディカルカレッジからのものの2つ。5月2日にCDCから受け取った野生株も培養中で、豪州から受け取った株も含め、ワクチン候補株は4つある。6月10日前後にメーカーに候補株を送付した後、それぞれについて感染研と各メーカーが性状を確認し、日本としての最終的な候補株1つを決定する。


更新:2009/06/04 21:11   キャリアブレイン

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