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国内初発症5月5日 水際対策前に感染か 新型インフル

 新型インフルエンザの国内感染で、神戸市の男子高校生が5月5日に発症していたことが4日、厚生労働省や同市などの調べでわかった。これまで最も早いとされていた、同市の別の男子高校生ら6人(9日発症)より4日早い。ウイルスの潜伏期間は最長1週間とされていることから、国内感染防止の水際対策が始まった4月26日以前に、すでに国内感染は始まっていた可能性もある。今秋にも懸念されている再流行をにらみ、水際対策の見直しを迫られそうだ。

 5月5日に発症していたのは神戸市内の高校2年の男子生徒。この学校では大型連休前からインフルエンザが流行しており、生徒は2日に複数の学校が参加するバレーボールの試合に参加。10日には複数の競技が行われる交流試合にも参加していた。兵庫県や同市の調査では、この交流試合に参加した複数の生徒の感染が確認されている。

 同市では20日に、5日発症の生徒の検体について詳細(PCR)検査を行い、新型インフルエンザと確定。発症日はその数日後に判明したという。新型インフルエンザの感染から発症までは最長7日間とされる。5日発症の生徒は、渡航歴はなく、4月末に国内で感染していた可能性もある。一方、厚労省は、国内患者の9割近くが治癒したと発表した。

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