久しぶりのブログ書き込みとなります。今回の蕨市デモ行進で色々な方面からの批判が出ております。左翼からは勿論、綺麗事保守からも13歳の子どもに対してデモ行進を仕掛けた事が卑劣であるとの批判を受けているようです。
いちいち、批判してくる人達の頭の中身を変えてやろうという気にはなれないのですが、そもそも何故カルデロン・ノリコが可哀想な存在になったのか、考えてみれば、カルデロン一家を支援する反日左翼と悪徳弁護士の連中がノリコを使って裁判闘争や政治闘争を仕掛けたからではないでしょうか。
言論活動には批判を受けるリスクが伴います。今回、私達を支持する人も批判する人も出てきて当然かと思います。民主主義の社会であるからです。もし、私達の思想・信条に賛同する人が100%というならば、それこそどこぞの学会みたいで気持ちが悪い。在特会の会員の皆様も、微妙に一人一人意見が違うでしょう。それが当然の事なのです。
子供が言論活動の最前線に出てきたらその子供が批判の的になるかもしれない事は、支援者の側も最初からわかっていた事です。しかも、今回はカルデロン一家が自分達の権利の拡張を主張していた訳で、そんな事すれば他人の権利とぶつかり合って、必ず反論が出てきます。そこに子供を巻き込んだらどうなるかも、周りの大人はわかっていて、あえてノリコを使ってきた訳です。本来ならば、子供はそのような批判の的から保護されなければなりません。児童の権利に関する条約の第14条第1項には児童の思想の自由が書かれていますが、同時に第2項でそれを行使する上での親の指導義務について触れています。子供の作文は大人によってチェックされ、それ相応の場でしか発表する事が許されません。そうする事で、自分の言葉に責任を持てる年齢に達するまで少しずつ訓練をしていくものです。今回、そのような訓練の機会を経ずにいきなり前面に立たされたのがノリコで、卑劣なのは自分達の主張を通すためにノリコを楯に使おうと画策したノリコの両親とその支援者であると私は思います。
そして、カルデロン一家の問題で伏せられてしまっている次の事がやはり気になります。不法入国・不法在留・不法就労というのは、桜井会長も言っておりますように、悪質な犯罪であります。そして、同時に、深刻な人権問題です。国際社会は協力して不法入国・不法在留・不法就労のビジネスを根絶しなければなりません。そのためにすべての移住労働者とその家族の権利保護に関する条約があり、その全前文に不正規な移住を行わせないようにすべき旨が書かれております。問題は不法入国・不法在留・不法就労のビジネスが犯罪者から犯罪者に継承されている事で、私達はこの悪の連鎖を何としても絶たなければなりません。今回の法務大臣によるノリコへの在留許可決定は、不法入国・不法在留・不法就労のビジネスを生き存えさせる道筋を与えてしまった事に他なりません。可哀想を演出しているノリコに同情し、カルデロン一家のゴネ得を通してしまえば、本当に悲惨な不法入国・不法在留・不法就労の人を増やしてしまう結果となり、もっと可哀想な子供がもっともっと多く生み出される結果になります。カルデロン一家に寛大な労働条件が許可されたのは、彼等に子供ができて、鉄砲玉として使えると判断されたからと考えるのが妥当であり、一般的に不法就労で働かされる人は上記条約にも触れられていますように非常に過酷な生活を余儀なくされます。私達はカルデロン一家の要求が満たされる事で、生存権すら奪われかねない悲惨な子供が何千、何万と新たに作り出されてしまう事実を直視しなければなりません。今回の一件でその風穴を開けられました。反日左翼を始めカルデロン一家を支援した連中が、不法入国・不法在留・不法就労のビジネスを推進し、反論しようとする者を暴力でねじ伏せようとする、いわば人間のクズである事は言うまでも無い事ですが、喜八(http://kihachin.net/klog/archives/2009/04/warabi_demo.html)のような綺麗事保守が我々の行動を卑劣と言って批判するのは、自身が左翼と同様に不法入国・不法在留・不法就労ビジネスを推進する者であるか、あるいはノリコの裏で泣いているもっと多くの、そしてもっと悲惨な人達の事を見ようとしていない、その程度の人権感覚の人間のどちらかであるという事ではないでしょうか。もっとも、喜八には喜八の考え方がある訳で、その考えを変えてくれと言うつもりはありませんが。
ノリコが可哀想だからと言って何も反論しなかったら、日本で不法入国・不法在留・不法就労の悪徳ビジネスを生き存えさせるだけです。だからと言って、今回の蕨市デモ行進で我々に進展があった訳ではありません。唯一の成果は、カルデロン一家を支援する者にとって嫌がられる行動であった事を内外に示した事です。私達が反対している在日特権は役所の職員が最も嫌がる事(徹底的な抗議活動)を行い、時には暴力的な言動をちらつかせて、彼等が獲得してきたものです。私達が在日特権を廃止しようと行動を起こせば、これまで以上に抵抗してくるでしょうし、私達は在特会の目的を達成するために彼等の嫌がる事を彼等以上に行っていかなければなりません。私達は暴力を容認する組織ではありませんから、効果的な行動を継続して行い、総合点で彼等を上回るようにする必要があります。
私達がカルデロン問題で何か行動を起こせば、必ず支援者達はノリコを楯にして我々の事を卑劣だと言ってきました。これからもそうでしょう。そして、いつものパターンならば、チマチョゴリ切り裂き事件のような自作自演が行われると予想されます。今後、他のケースにおいても子供を使ってゴネ得を画策してくると思われます。私達が行動を起こすのは、今回の場合、不法入国・不法在留・不法就労の人権侵害ビジネスを根絶するためでもありますが、何よりも自分達の将来を自分達で築き上げるためです。私達の武器は言論と会員の数です。自分の後ろには5,000名以上の同じ願いがあると思えばこそ、反日左翼、マスコミ、綺麗事保守の工作に惑わされる事なく主張できるのです。今後、在特会が力を持てば更なる反撃が予想されますが、在日特権を廃止する目的に向かって関連する諸問題に立ち向かって行きましょう。
在日特権を許さない市民の会
副会長 八木康洋