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妻の遺体を竹やぶに遺棄容疑、夫を逮捕 広島

2009年6月5日12時25分

 広島県東広島市西条町田口の黒瀬川沿いの竹やぶで今月3日、シートにくるまれた女性の遺体が見つかる事件があり、県警は5日、女性の身元を近くに住む広島大契約事務職員の藤田淳子さん(34)と確認し、夫の会社員藤田大輔容疑者(26)を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。広島大によると、藤田さんは5月27日から無断欠勤をしており、連絡が取れない状態が続いていた。

 県警の発表によると、藤田さんの遺体は、シート数枚に包まれ、さらにテープでまかれた状態で見つかった。すでに腐乱しており、4日に司法解剖したが、死亡時期や死因は特定できなかった。DNA型の鑑定で藤田さんと特定した。

 大学関係者によると、藤田さんは昨年11月から大学院生物圏科学研究科の事務室に勤務し、学生支援を担当していた。勤務時間は午前8時半〜午後4時半で、26日も通常通り仕事を終えて職場を出たが、翌日から突然出勤してこなくなった。

 大学側が28日に携帯電話にかけたが応答はなかった。このため職員が自宅を訪ね、「連絡が欲しい」とメモをおいていったところ、28日夕に大輔容疑者から「妻は家を出た。所在がわからない」と電話があったという。

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