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東広島の竹やぶ遺体 夫の逮捕状請求 '09/6/5

 東広島市西条町田口の竹やぶで3日、シートにくるまれた女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、東広島署は5日、被害者は近くの広島大学事務員藤田淳子さん(34)と判明したと発表した。広島県警捜査1課と同署は、死体遺棄容疑で20歳代の夫の逮捕状を請求した。

 広島大によると、藤田さんは同大東広島キャンパス(東広島市鏡山)の大学院生物圏科学研究科で昨年11月、契約職員として勤務を始めた。学生支援グループで試験などの事務を担当していたが、5月27日から届け出なしで欠勤していた。

 広島県警によると、遺体が発見される以前に、藤田さんの家族から捜索願が出されていた。歯型やほくろの位置など身体的特徴から身元が判明した。

 県警の発表を受け、広島大は5日朝、記者会見した。職場の上司の坂本博和支援室長によると、藤田さんの欠勤が2日目となる5月28日、自宅に置き手紙をしたところ、同日夕に夫から「妻は家を出て行方が分からない」との電話があったという。

 坂本室長は「まじめで、きちょうめんな人だった。こんなことになるとは…」と言葉を詰まらせた。




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