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自転車後部の幼児座席、荷台ごと脱落事故が多発

6月5日0時52分配信 読売新聞

 自転車後部の幼児座席が荷台ごとはずれて事故になるケースがあるとして、国民生活センターが4日、注意を呼びかけた。

 同センターによると、原因は積載荷重をオーバーし、荷台が壊れたためとみられる。

 同センターには、自転車の荷台の強度に関する苦情相談が2004年度からの5年間に計14件寄せられている。大阪府の30歳代の女性は昨年7月、5歳の女児を荷台に取り付けた幼児座席に乗せて走行していたところ、荷台の支柱が外れた。幼児座席は荷台ごと脱落し、女児は頭から交差点に転落した。

 同センターによると、自転車の荷台の積載荷重の上限は18キロ・グラムになっていることが多い。幼児座席の重量を3キロ・グラムとすると、子供の体重が15キロ・グラムを超えると積載荷重を超える。荷台に幼児座席を取り付け、6歳児の平均体重に近い22キロ・グラムの人形を乗せて振動させるテストを同センターが今春、実施したところ、多くの荷台が破損した。

 同センターの担当者は「子供を幼児座席に乗せる場合には、荷台の積載荷重の上限を確認し、ひび割れやネジのゆるみがないかを点検すること。荷台の振れ幅が大きかったり、きしみ音がしたりする場合には子供を乗せないでほしい」と呼びかけている。

最終更新:6月5日0時52分

読売新聞

 

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