◎全集 日本の歴史 全16巻第3巻 律令国家と万葉びと ー飛鳥・奈良時代ー
(2008年2月28日初版第1刷発行・・・著者 鐘江宏之) 発行所 �蠑�学館
栃木県立図書館所蔵の前記書籍を宇都宮市立図書館から借りて通読した。
5月4日投稿してから本書に関連して思い出しました。それは、
◎本年3月21日投稿した「下野人物シリーズ・「を読む。
◎本年3月25日投稿した「下野古麻呂と藤原不比等」を読む。
の2件です。
この二人は、飛鳥・奈良時代に活躍した人物です。
● 下野古麻呂は、大宝元年(701)完成した「大宝律令」を藤原不比等とともに
の編纂を担当した。
● 「慈覚大師」は、在唐9年間の紀行を日記「入唐求法巡礼行記」全4巻にまと
め、、帰国後、当時の中国の有り様を克明に伝えた。
本書に関連する資料をインターネット「ウィキペディア」等により次の通り検
索収集した。
●律令国家とは、「律」は、してはならないことと、それに反した場合の刑罰を定
めた法で、今の刑法にあたります。「令」は、政治を行うしくみを定めた法で、
今の民法・商法・行政法・訴訟法などにあたります。これらはもともと、中国の
長い歴史の中で発達した法です。日本は、隋・唐から律令を取り入れました。
しかし、中国と日本は、歴史も、社会のようすもちがうので、日本に合うような
律令にするために、何度も修正したり、日本独自の条文を入れたりしました。
●日本の律令
日本で定められた律令には、次のものがあります。
�，�うみりょう近江令：６６８年完成。この令はなかった、という説もある。
�△△垢�のきよみはらりょう飛鳥浄御原令：６８９年施行。律があったかどうか は疑問、とされている。
�Ｂ臺�律令：おさかべしんのう刑部親王・ふじわらのふひと藤原不比等らによっ てつくられ、７０１年制定。
律６巻と令１１巻からなるが、原文は残っていない。
�い茲Δ蹐Δ蠅弔蠅腓ν槝稽�令：７１８年ごろ、藤原不比等らによってつくられ た。７５７年施行。律１０巻と令１０巻からなる。
●律令国家は、７０１年から１０世紀後半まで律令が、国の制度の基本として、 わりあいによく行われた時代を、律令時代といい、この時期の国を、律令国家 といいます。大宝律令が制定・施行された７０１年から、１０世紀後半まで２
００年余り続きました。
●飛鳥時代（あすかじだい）は、古墳時代の終末期と重なるが、6世紀の終わり
頃から8世紀初頭にかけて飛鳥に宮・都が置かれていた時代を指す日本の歴史
の時代区分の一つ。狭義には、崇峻5年（592年）から持統天皇8年（694年）の 藤原京への移転までの、約102年間を飛鳥時代と称している。 以前は、古墳時 代と合わせて大和時代とされていた時期があったが、今日では古墳時代と飛鳥 時代に分けて捉えるのが一般的である。推古朝に飛鳥文化、天武・持統朝に白 鳳文化が華開いた時代でもある。
この時代に倭国（倭）から日本へ国号を変えたとされている。
●奈良時代（ならじだい、710年-794年）は広義には710年（和銅3年）に元明天皇 が平城京に都を移してから、794年（延暦13年）に桓武天皇によって平安京に都 が移されるまでの84年間を、狭義には710年から784年（延暦3年）に桓武天皇に よって長岡京に都が移されるまでの74年間を指す日本の歴史の時代区分の一つ。
奈良の地に都（平城京）が置かれたことから奈良時代という。ただし、740年か ら745年にかけて、聖武天皇は恭仁京（京都府木津川市）、難波京（大阪府大阪 市）、紫香楽宮（滋賀県甲賀市）に、それぞれ短期間であるが宮都を遷したこと がある。
平城京遷都には藤原不比等が重要な役割を果たした。平城京は、中国の都長安を 模した都を造営し、役人が住民の大半を占める政治都市であった。
平城京への遷都に先立って撰定・施行された大宝律令が、日本国内の実情に合う ように多方面から検討し変更されるなど、試行錯誤しながら、律令国家・天皇中 心の専制国家・中央集権国家を目指した時代であった。また、天平文化が華開い た時代でもあった。
(2008年2月28日初版第1刷発行・・・著者 鐘江宏之) 発行所 �蠑�学館
栃木県立図書館所蔵の前記書籍を宇都宮市立図書館から借りて通読した。
5月4日投稿してから本書に関連して思い出しました。それは、
◎本年3月21日投稿した「下野人物シリーズ・「を読む。
◎本年3月25日投稿した「下野古麻呂と藤原不比等」を読む。
の2件です。
この二人は、飛鳥・奈良時代に活躍した人物です。
● 下野古麻呂は、大宝元年(701)完成した「大宝律令」を藤原不比等とともに
の編纂を担当した。
● 「慈覚大師」は、在唐9年間の紀行を日記「入唐求法巡礼行記」全4巻にまと
め、、帰国後、当時の中国の有り様を克明に伝えた。
本書に関連する資料をインターネット「ウィキペディア」等により次の通り検
索収集した。
●律令国家とは、「律」は、してはならないことと、それに反した場合の刑罰を定
めた法で、今の刑法にあたります。「令」は、政治を行うしくみを定めた法で、
今の民法・商法・行政法・訴訟法などにあたります。これらはもともと、中国の
長い歴史の中で発達した法です。日本は、隋・唐から律令を取り入れました。
しかし、中国と日本は、歴史も、社会のようすもちがうので、日本に合うような
律令にするために、何度も修正したり、日本独自の条文を入れたりしました。
●日本の律令
日本で定められた律令には、次のものがあります。
�，�うみりょう近江令：６６８年完成。この令はなかった、という説もある。
�△△垢�のきよみはらりょう飛鳥浄御原令：６８９年施行。律があったかどうか は疑問、とされている。
�Ｂ臺�律令：おさかべしんのう刑部親王・ふじわらのふひと藤原不比等らによっ てつくられ、７０１年制定。
律６巻と令１１巻からなるが、原文は残っていない。
�い茲Δ蹐Δ蠅弔蠅腓ν槝稽�令：７１８年ごろ、藤原不比等らによってつくられ た。７５７年施行。律１０巻と令１０巻からなる。
●律令国家は、７０１年から１０世紀後半まで律令が、国の制度の基本として、 わりあいによく行われた時代を、律令時代といい、この時期の国を、律令国家 といいます。大宝律令が制定・施行された７０１年から、１０世紀後半まで２
００年余り続きました。
●飛鳥時代（あすかじだい）は、古墳時代の終末期と重なるが、6世紀の終わり
頃から8世紀初頭にかけて飛鳥に宮・都が置かれていた時代を指す日本の歴史
の時代区分の一つ。狭義には、崇峻5年（592年）から持統天皇8年（694年）の 藤原京への移転までの、約102年間を飛鳥時代と称している。 以前は、古墳時 代と合わせて大和時代とされていた時期があったが、今日では古墳時代と飛鳥 時代に分けて捉えるのが一般的である。推古朝に飛鳥文化、天武・持統朝に白 鳳文化が華開いた時代でもある。
この時代に倭国（倭）から日本へ国号を変えたとされている。
●奈良時代（ならじだい、710年-794年）は広義には710年（和銅3年）に元明天皇 が平城京に都を移してから、794年（延暦13年）に桓武天皇によって平安京に都 が移されるまでの84年間を、狭義には710年から784年（延暦3年）に桓武天皇に よって長岡京に都が移されるまでの74年間を指す日本の歴史の時代区分の一つ。
奈良の地に都（平城京）が置かれたことから奈良時代という。ただし、740年か ら745年にかけて、聖武天皇は恭仁京（京都府木津川市）、難波京（大阪府大阪 市）、紫香楽宮（滋賀県甲賀市）に、それぞれ短期間であるが宮都を遷したこと がある。
平城京遷都には藤原不比等が重要な役割を果たした。平城京は、中国の都長安を 模した都を造営し、役人が住民の大半を占める政治都市であった。
平城京への遷都に先立って撰定・施行された大宝律令が、日本国内の実情に合う ように多方面から検討し変更されるなど、試行錯誤しながら、律令国家・天皇中 心の専制国家・中央集権国家を目指した時代であった。また、天平文化が華開い た時代でもあった。
