【2009年06月04日19時04分 更新】


1.知事、退職金減額の意向
 (06/04 17:29)

東国原知事は、自身の退職金を半分に減らす条例改正案を、6月定例県議会に、提出することを決めました。(東国原知事)「今年中には、結論を自分なりの考え方を示させていただくということで約束させていただいたので、今年中にはするつもりだった」東国原知事は、4日、このように述べ、自身の退職金を減額する条例改正案を、今月12日に開会する6月議会に、提案する意向を明らかにしました。知事の退職金は、1期4年で、約4000万円が支払われることになっていますが、関係者によりますと、提出される条例改正案は、これを半分のおよそ2000万円に、減額するものだということです。(県民の反応は)「もうちょっともらってもいいかなと私は思いますけど。そのような行動に出るのはすごいことだと思う」「半額と言うのは妥当だと思う。半額以下でもいいかもしれない」「知事効果はすごいので、退職金も下げなくても・・」東国原知事は、退職金について、マニフェストの中で、県民の満足度を基に決める出来高制を導入するとしていました。しかし、マニフェストの検証を行った結果、出来高制の実施は難しいと、判断したということです。(東国原知事)「客観的な判断基準がいまひとつ明確には示せないということ。じゃできないならできないで退職金をどうやって見直すんだということを議会、県民の皆さんが納得する形で提示しないといけない」一方、議員の間からは、東国原知事が、退職金の半額カットを、打ち出したことについて、「なぜ今の時期なのか、理解できない」など、疑問の声も上がっています。(社民党宮崎県議団・満行潤一団長)「まだ(任期が)2年近くあるわけですから今じゃなくてもいいのでは。もっと時間をかけて5割なのか何割なのかという判断でも良かったのではないのかなと」(東国原知事)「行財政改革、財政難の問題、あるいは一般的に全国的に首長がどれくらいの水準なのか、あるいは県民の皆さんがどれくらいだったら納得してくれるのかということですよね」任期を1年半あまり残した段階で、飛び出した退職金の見直し。退職金の額や、見直しの手法が妥当なのか、今後議論を呼びそうです。


2.知事室前に防犯カメラ
 (06/04 17:29)

先月、県庁で、ガソリンが撒かれた事件を受けて、県庁内に、防犯カメラが設置されることになりました。防犯カメラの設置は、先月22日、県庁の知事室前の廊下に、ガソリンが撒かれ、男が逮捕された事件を受けて、県が、警備体制を強化するために決めたものです。防犯カメラは、県庁本館の2階にある知事室付近の廊下に、2台設置されることになっていて、今月15日からの稼動を予定しています。県が、警備対策の一環として、知事の登庁時に行っている、警備員と県職員の同行は、防犯カメラの設置後も、続けられるということです。


3.父の日前に知事にプレゼント
 (06/04 17:29)

退職金のカットなど、何かと話題の多い、東国原知事ですが、4日は、父の日を前に、プレゼントの贈呈も受けました。まず、贈られたのは、「牛乳」です。「父の日」に「牛乳」を贈ろうと、県酪農青年女性連絡協議会のメンバーが県庁を訪れ、東国原知事に牛乳と乳製品の詰め合わせをプレゼントしました。牛乳の消費量は、年々減少しているだけに、関係者は、知事に、消費拡大への協力を求めていました。また、午後には、県地域婦人連絡協議会が、「県民の父親代表」である知事に、感謝の気持ちを伝えようと、花束を贈呈。健康に気をつけて、これからも頑張ってくださいと、知事を激励しました。


4.SPG活用、世界初の製品量産へ
 (06/04 17:29)

県が約30年前から研究を進めてきた、SPG「シラス多孔質ガラス」を使って、世界初となる半導体向けの製品が、量産されることになりました。半導体向けの「はんだ製品」として使われる小さな球、マイクロボール。宮崎市佐土原町の千住技研が、このマイクロボールを量産することになり、4日、工場の増設に伴う、立地調印式が行われました。(東国原知事)「世界初で宮崎から発信されて、ここからつくられるというのに対して、県民を代表して、心から御礼を申し上げたいと思うし、たいへん誇りに思う」マイクロボールの大きさは、直径0.1ミリ以下。この大きさのマイクロボールを量産するのは、世界で初めてです。パソコンや携帯電話が小型化、多機能化するのに伴い、需要の拡大が見込まれています。(千住技研・佐藤勇社長)「これから半導体メーカー、電子部品などの業界が、多機能に向かって、マイクロボールの市場は広がっていくと思う」このマイクロボールを製造するために不可欠なのが、SPG、シラス多孔質ガラスです。SPGは、南九州に広くたい積する火山灰、シラスを使ってつくられる小さな穴のあいた物質のことで、県工業技術センターが、約30年前から研究を進めてきました。SPGは、これまで、食品や化粧品などの製品に応用されてきましたが、今回のマイクロボールは、世界的な需要が見込めるだけに、大きな期待が寄せられています。(県工業技術センター・木島伸夫副所長)「非常にシェアも世界的になって、これがうまくいったら今までにないような規模の生産に対して、我々が関与できるということで、非常にありがたい、嬉しい」千住技研では、来年3月の操業開始を予定していて、最終的には、地元から約60人の雇用を見込んでいます。


5.東京の高校生が土呂久で環境学習
 (06/04 18:40)

慢性ヒ素中毒の公害が発生した、高千穂町の土呂久地区を、東京の高校生たちが、修学旅行の一環で訪れ、鉱山の跡地などを見学しました。土呂久で、環境学習を行ったのは、東京の私立開成高校の2年生47人です。一行は、今月1日から、修学旅行で九州を訪れていて、4日、土呂久地区に入りました。生徒たちは、まず、土呂久公害訴訟の元原告団の1人、佐藤慎市さんの案内のもと、ヒ素中毒の原因となった、「亜ヒ酸」を製造していた窯の跡や、鉱山で働いていた人の社宅の跡などを見学しました。このあと、生徒たちは、公害の原因や裁判闘争など、土呂久の苦い教訓について説明を受け、公害の恐ろしさを、実感していました。(生徒は)「漠然としか分かっていなかったが、そういうことがあったことを身をもって実感した」「行ってみないと分からないことがある。百聞は一見に如かずと言うが、本当にその通り」(土呂久訴訟元原告団・佐藤慎市さん)「自分たちから修学旅行先をここに選んでくれて、綿密に事前学習をしてくれているのは、本当にうれしかった」生徒たちは、5日東京に戻り、土呂久で学習した内容をレポートにまとめることにしています。


6.コンベンション協会、新会長に佐藤氏
 (06/04 18:45)

みやざき観光コンベンション協会の新しい会長に、宮崎銀行会長の、佐藤勇夫氏が選ばれました。4日は、コンベンション協会の理事会が、宮崎市で開かれ、まず、雲海酒造の社長で、8年に渡って会長を務めた中島勝美氏が、退任の挨拶をしました。そして、新しい会長に、宮崎銀行会長の、佐藤勇夫氏67歳が、就任することが承認されました。佐藤氏は、「会長に選ばれたことは非常に光栄で、身の引き締まる思い。県民の皆さまの期待に応えるべく、誠心誠意努力していく」と抱負を述べました。


7.アジサイ見ごろ
 (06/04 17:29)

都城市の「あじさい公園」で、色とりどりのアジサイが見ごろを迎え、訪れた人の目を、楽しませています。都城市山之口町のあじさい公園には、6.9ヘクタールの敷地内に、21種、2万8000本のアジサイが、植えられています。園内では、紫や青などのアジサイが咲き誇り、涼しげな初夏を演出しています。あじさい公園のアジサイは、今月いっぱい楽しめるということです。


8.日南で車3台が衝突事故 2人重傷
 (06/04 17:29)

4日朝、日南市の国道220号線で、乗用車3台がからむ交通事故が発生し、2人が重傷を負いました。現場付近は、事故処理のため、約1時間にわたって全面通行止めとなりました。日南警察署によりますと、事故があったのは、日南市富土の国道220号線で、4日午前8時すぎ、宮崎市方面に向かっていた乗用車が中央線をはみ出し、前から走ってきた車と衝突。さらに、後ろから走ってきたもう一台の車も追突しました。この事故で、男性2人が、足の骨を折るなどの重傷を負いました。また、事故処理のため、現場付近は、約1時間にわたって全面通行止めとなり、1キロ以上渋滞しました。現場は、片側1車線の緩やかなカーブで、事故当時は小雨が降っていたということです。事故の原因については、警察で調べています。


9.交通安全決起集会
 (06/04 17:29)

多発する交通死亡事故に歯止めをかけようと、日南市で、3日夜、警察など約300人が参加して、決起集会が開かれました。決起集会は、現在、県内全域に、交通死亡事故多発警報が発令されていることから、市民に、交通安全に対する意識を高めてもらおうと、日南市交通安全対策協議会が緊急に開いたものです。集会には、警察や交通安全協会のメンバーなど、約300人が参加し、主催者を代表して、日南市の阪元勝久副市長が、「官民一体となって、死亡事故ゼロをめざしましょう」とあいさつしました。この後、参加者の代表が、「交通ルールの遵守」などを盛り込んだ、交通安全宣言を読み上げました。集会のあと、ステージでは、横断歩道の正しい渡り方などについて、実技指導も行われました。日南市では、3日現在、交通事故で6人が死亡していて、死者数は、去年の同じ時期より5人増えています。一方、県内全体では、31件の交通死亡事故が発生し、33人が亡くなっていて、交通死亡事故の増加率は、全国ワースト1位となっています。


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