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米軍パイロット・プログラムに韓国人志願者殺到

 米ウォールストリート・ジャーナル紙が報じたところによると、米国防総省がアラビア語、韓国語、ファルシ語(ペルシア語の一種)など戦略上重要な言語を駆使する軍人を募集するため、移住者らを対象に1年間運営するパイロット・プログラムに韓国人の応募が殺到しているという。

 臨時居住ビザ所持者がこのプログラムを通じて入隊すると、長くて10年かかる永住権取得の過程を省略でき、すぐに市民権取得の手続きに入れるという利点が、韓国人が押し寄せている理由だ。

 今年2月23日からニューヨークで募集したプログラムの志願者8000人のうち、韓国人が最も多かった。大半は信用状態が良好で、薬学や工学の学位取得者もいる。韓国で兵役を終えた予備役の人たちがほとんどだ。このプログラムを担当するピーター・バドイアン中佐は、「志願者の資質は驚くほどだ。わたしたちは、移住者社会がこんなに大きな反応を見せるとは予想していなかった」と同紙に語った。

 韓国人にこのプログラムを知らせたのはジェームズ・ファン氏だった。2001年に夫人と共に学生ビザで米国を訪れた際、永住権の取得がままならなかった。昨年11月、このプログラムを知ったファン氏は、ほかの韓国人にも伝えるためインターネット上にブログを開設した。

 最近ロサンゼルスで行われた募集でも、志願者22人のうち20人が韓国人だった。バドイアン中佐は「韓国人の応募を制限はしないが、資格を持ったすべての韓国人を受け入れられそうにない。わたしたちはパシュトゥン語やウルドゥー語、アラビア語を駆使できる人材も必要としている」と述べた。

キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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