島根県の溝口善兵衛知事は4日、文部科学省を訪れ、日韓両国が領有権を主張する日本海の竹島(韓国名・独島)問題について、2013年度から実施する高校地理歴史の新学習指導要領の解説書に明記するよう銭谷真美事務次官に要望した。
銭谷次官は「要望は承ったが、どうするかは現在、検討中」と述べるにとどまった。
溝口知事は「学校教育の場で竹島に関する指導がより強化され、生徒の正しい理解が進むことが重要だ」と強調。「昨年まとめられた中学校の解説書と同様、明記してほしい」と訴えた。
解説書は授業での指導や教科書作成の指針。中学の社会科解説書では竹島問題に関して、日韓で主張に相違があることに触れるとし「北方領土と同様に我が国の領土・領域について理解を深めさせる」と記述した。
(共同通信社)('09/06/04 無断転載禁止)
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