浅野史郎氏 白血病入院前日も講義「励まして」
前宮城県知事で慶大総合政策学部教授の浅野史郎氏(61)が4日、急性白血病のため東大病院(東京都文京区)に入院した。
関係者によると、浅野氏は約5年前に成人T細胞白血病のウイルス保有者と判明。自覚症状はなく、経過観察していたが、最近になって白血球数の数値が悪化し、発症が確認された。検査結果が分かったのは最近で、仕事の関係者、親しい人たちに報告。金曜レギュラーのTBS「みのもんたの朝ズバッ!」(月〜金曜前5・30)には5月29日、通常通り出演後、司会のみのもんた(64)らに「来週から出られません」と切り出して病名を告白、治療に専念する覚悟を伝えた。
また、週4コマの講義を持つ慶大では入院前日の3日も教壇に立った。学生に急性白血病での入院を伝え「僕を励まして!」と明るく呼び掛け、学生から「頑張って!」とエールを受けたという。
病院では光子夫人(59)が付き添い、食事はいつもと変わらず会話も自由にできる状態。週明けから化学療法の治療が行われるようだ。最近は「風邪がなかなか治らない」と周囲に漏らすことはあったが、目立った体調の変化もなく、趣味のジョギングも続け、3月22日の東京マラソンも完走。仙台市出身で、05年まで3期宮城県知事を務めた後、07年に東京都知事選に出馬し落選した。また、浅野さんは長年、障害福祉分野で尽力。今回、骨髄移植が必要になったことから、関係者がHPなどを通じて協力を求めている。
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