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来年1・4石井VS吉田!戦極エース交代だ

<戦極会見>吉田秀彦(右)とともに公開会見に参加する石井慧
<戦極会見>吉田秀彦(右)とともに公開会見に参加する石井慧
Photo By スポニチ

 北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(22=国士舘大)と柔道王・吉田秀彦(39=吉田道場)の対戦プランが、来年1月4日に開催予定の戦極ニューイヤーイベントでの実現に向け動き始めた。4日、新宿ステーションスクエアで戦極との史上初の公開調印式を行った石井は、吉田との2ショットで早くも闘志満々。柔道金メダリストの先輩である重量級エースを倒して、自ら戦極の顔となることを誓った。 【石井慧特集

 早くも火花を散らしていた。柔道金メダリストの先輩、後輩という間柄の石井と吉田が、公開調印式の場で並び立った。来年1月4日に開催予定の戦極ニューイヤーイベントで、両者を直接対決させるプランが既に水面下で進行中。戦極を主催するワールドビクトリーロードの國保尊弘取締役(39)は「一番面白いカード」と話しており、真のエースの座を懸けた戦いが実現するのは時間の問題となっている。

 石井は吉田戦構想について「尊敬する人と試合ができるだけ幸せ。精いっぱい自分の力を出して頑張りたい」と真のエースの座獲得へ闘志むき出し。吉田も「僕が決めることじゃないが、いつかやる時が来れば。リングに上がれば先輩も後輩もない」と迎え撃つ構えを見せた。

 格闘技史上初の公開調印式が行われたJR新宿駅前のステーションスクエアには、約3000人のファンが集まるなど、早くも注目の的だ。黒柳徹子風のカツラをかぶり、テレビ朝日「徹子の部屋」のテーマ曲で登場した石井だったが、いまひとつ笑いは取れなかった。「もう少し笑ってもらえると思ったのに…。滑ってしまったので次は本気でいきます」と苦笑しながらも「戦極では面白い試合をして、世界チャンピオンになりたい」と強気のコメントで“らしさ”を見せつけた。

 8月2日に行われる「第九陣」のPRイベントでは吉田の隣にデンと座り、早くもエースの風格を漂わせた。吉田から「今回、石井が参戦してびっくりしている。総合は柔道と違ってしんどい。精神的にタフじゃないと」とエールを送られると「尊敬する先輩に言ってもらえてうれしい。期待に応えられるように頑張ります」と照れながら話した。石井と吉田は柔道時代は17歳の年齢差があり接点はなかったが、石井が総合格闘技に転向した昨年11月から何度か吉田道場で練習をして親しくなった。今年1月4日の「戦極の乱」では兄と慕う大相撲の横綱・朝青龍とともに吉田と控室で格闘談議に花を咲かせて急接近した。

 石井効果は既にエース級だ。関係者によると、先週から発売された「第九陣」のチケットは、石井参戦が決まってから枚数こそ未公表だが爆発的に売れているという。國保取締役は「石井の参戦で予想以上に注目が集まっている。動員数も現在1万5000人のところを4万人規模にできるかも」とエースと認めた。

 注目のデビュー戦は未定だが、石井自身は「いつでも大丈夫」と早ければ「第九陣」でデビューすることをあらためて示唆した。デビュー戦、そして吉田とのエース対決へ――石井周辺がますますヒートアップしてきた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年06月05日 ]

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