自民党二階派(会長・二階俊博経済産業相)の政治団体「新しい波」が04~06年、西松建設からダミーの2団体名義で計838万円のパーティー券代を受領していた問題で、告発していた市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)のメンバーらは4日、当時の会計責任者らを不起訴とした東京地検の処分を不服として、東京検察審査会に審査を申し立てた。
オンブズマン側は「パーティー券を持ち込んだのは二階氏の秘書で、持ち込み先はダミーの2団体ではなく、西松建設だったのだから『新しい波』側は、真の支払者が西松建設であると知っていた」と改めて主張し、起訴相当の議決を求めている。
毎日新聞 2009年6月4日 22時27分